cello.weblogs.jp > スペインの旅

01 最初の夕食

01 最初の夕食

パリに着いたその晩。パリ管の佐藤光さんと落ち合って、シテ島にある居酒屋に案内された。コンサートの後皆で軽く飲みながら食事したりするらしい。フランス地方料理をつまみに皆でビールで乾杯。このムール貝のおいしかったこと。日本ではお飾り的にあるだけで、おいしいムール貝なんて出逢ったことがないが・・・。この後、夜のパリ市街を車であちこち案内していただいた。異国情緒たっぷりのパリの夜・・たんのうしました(^.^)v パリは別格、フランス人が誇りにするのも分かる。


02 パリでのランチ

02 パリでのランチ

佐藤さんの奥様の特にオススメのランチ、ということでJacquemart Andreと言う19世紀の画家の作品だけを集めた美しい美術館のレストランに出かけました。(お知りになりたい方には場所をお教えしますが)地元の人しか知らないスポットで、にぎやかな場所にあるわけではないのにランチタイムは、あっという間に沢山のパリっ子が集まってきた。年配の方が多いが、風格の有る店内も庭に面したテラスも人でいっぱい。私たちはテラス席の一番奥に席を取った。メニューは2種類で、1つはこのキッシュ、もう1つはエビとトマトサラダ。私はそんなにチーズが好きなわけではないしこれまで料理好きの女性が最初に習うらしく、人が来ると必ず作りたがるようで何度かご馳走になったことが有り、どっちかというと嫌いな料理だ。・・だが、これは全然違う!まず、チーズそのものがおいしい!このチーズあっての料理だ。下地のラタトゥイユがこの写真では写っていないが、厚さ6cm以上のボリュームでふんわりとしていてクリーミーな香りが上品で超美味!


03 パリ凱旋門の上からの眺め

03 パリ凱旋門の上からの眺め

急ならせん階段を息を切らせて上り詰めると、360度に広がるパリの美しい町並みが一望。何しろパリは美しい、どこをとっても絵になる。思っていたのとはだいぶ違う。本物はやっぱりすごい、凱旋門だって様々な彫刻が施されて風格があり、日本で見るいわゆる門とはだいぶ違う。


04 凱旋門の上から

04 凱旋門の上から

これは北方を見た所。はるか彼方に高層ビルの建ち並ぶ新市街がある。ここがビジネス街と言うことだろう。スペインの古い都市も、やはりこのように旧市街とは別に新市街を形成していて、京都のようなめちゃくちゃなことはおきていない。とは言え、マドリッドなどは結構ごちゃごちゃしていたが・・スペイン人はずぼらで、まっいいかでやっちゃう国民性らしい。それにしても道路は広いし、中心となる場所、広場、教会、などから放射状に街が広がるのは、ヨーロッパの町の特徴だろうか。ちょっと車社会には向いていない感じだが、街としては美しい、人も集まりやすいだろう・・


05 タパス(魚介)

05 タパス(魚介)

タパスとは酒のつまみのような前菜。これがめちゃめちゃおいしい。マドリッド市内の、高級ブチックの立ち並ぶ街区、Estayというレストラン。・・が、まぁ、これにありつくまでには30分以上かかっている。何しろスペイン語が殆ど分かっていないし、スペインに着いたばかりで勝手が分からない。2階の方が落ち着くと聞いていたので入るなり2階に上がり、4人だというと窓際の席に案内してくれた。メニューが運ばれてくる。さて、これが全部スペイン語だ。英語のメニューはと聞くと、ないという。タパスを食べに来たのだから、タパスと言う所を探すがメニューのどこにもない。周りのテーブルを見るとタパスらしきものを食べている人は誰もいない。飲み物を聞いてくるので、こればかりは最初に覚えたスペイン語、Quatro Agua!(水を4つ)と注文。ヨーロッパでは水はミネラルウォーターが瓶で運ばれてくる。全て有料。ここまでは、想定内だ。


06 タパス(肉)

06 タパス(肉)

魚と肉とオススメ各6点セット、これで千数百円しかしない(ヨーロッパでは大体そんな価格帯)。それはともかく、英語の話せる店員に来てもらって何とか(英語は聞けるがスペイン語しか話せない店員なので)料理が出てきた時の嬉しかったこと。あとで考えたら、ここはタパス専門店だから、メニューにタパスの文字はないのだった。ともかく、ここの料理は大変おいしかった。スペイン料理は日本人に合うとは聞いていたが、塩加減さえ気をつけてくれれば、その通りである。他に外国人は全くいない店で、殆どが常連のようだ。午後2時から4時までがスペインの昼食の時間、ゆっくりワインを飲みながら食事を楽しんでいる人たちの中で、ばちばち写真を撮りまくって水とタパスを飲み込む日本人は異様だったかも(^^) いやいや、スペインの人たちは大変親しみやすく、気取った所などない 怪しげなタクシーの運チャン以外は大概親切。


07 ペドラサのかまど料理

07 ペドラサのかまど料理

マドリッドから北に約100km、午前中に水道橋(言わずもがなだが世界遺産)で有名なセゴビアの町を訪れ、そこから荒野をひた走って、ペドラサという名の小さな村にやってきた。小高い丘の上に石造りの家が建ち並んでいる。その中のこのレストラン、スペイン国王も時々やって来るという。この一帯はかまど料理で有名。子豚と子羊、水と塩だけで他に何も調味料などは使わない。陶器の鍋に入れ、かまどでじっくり焼き上げる。ドングリしか食べていないと言う子豚はクセもなく、皮はぱりっと中はとろけるよう。料理もさることながらこの村自体がこのまま世界遺産に登録したいほど。俗気が全くなく、それが徐々に人気らしく、はるばると訪ねる人の車で街の外はいっぱいだった。マドリッドに戻る途中、夕方から夜になり広々とした大平原に夕焼けが美しかった。パリもスペインも、その第一印象は、空が広いことだ。


08 アヴィラの夜景

08 アヴィラの夜景

アビラは周囲の全長2.5キロ、塔の数90、出入り口の門が9個所ある城壁都市として有名。
セゴビアーペドラサへのドライブの最後に立ち寄った。小高い丘からの展望は圧巻。この後、城壁の中に入ってみたが、まさに映画などで見る中世そのもの。勿論、これも世界遺産。


09 アルハンブラ宮殿の夕暮れ

09 アルハンブラ宮殿の夕暮れ

これは、現在私のコンピューターのデスクトップ画面に使っているもの。あんまり食べ物の写真ばかりでは何をしに行ったのかと言われそうなので(^_^;) アルハンブラ宮殿からのグラナダの眺めも素晴らしいが、夕暮れ時、向かい側の「アルバイシン地区」という世界遺産になっているアラブの町の上にある丘からのアルハンブラの眺めは絶品である。小さな公園には、沢山の人がじっと夕暮れを待っている。7時になると、宮殿はライトアップされる。三日月が調度良い場所に上がって星が瞬き、食べ物のことなど忘れる時間だ。イスラムとキリスト教徒との数世紀に及ぶ長い戦いはこの地で終焉を迎え、勝ったイザベル女王は勢いに乗ってコロンブスを遠洋に送り出す。イスラムの栄光、栄華の最後の花を咲かせたアルハンブラ。私たちはこの宮殿の中にあるパラドールという国営ホテルに2泊した。つまり世界遺産の中で過ごしたのだ。なかなか予約がとれないスペイン第一人気のホテルである。


10 Casa Batllo

10 Casa Batllo

バルセローナ についにやってきた。バルセローナは何と言ってもGaudi(ガウディ)の街である。至る所にガウディの建築物が目に入る。Casa Batlloは彼の作ったいくつかの住宅の1つ。ガウディの建築はいくつもの曲線からなる。最初は、なんじゃらほいと思っているが、そのうち段々はまってきて、東京など日本の近代都市のつまらなく見えること。考えてみたら、自然界に直線なるものは殆どない。人間の頭が考え出したひどく抽象的な概念なのだ。


11 サグラダファミリア

11 サグラダファミリア

ガウディの建築群は皆世界遺産だ。中でも最も有名なのが、ここサグラダファミリア。世界中からおのぼりさんがやってきてパチパチ写真を撮っている。パリのエッフェル塔、凱旋門にならぶお上りさんのメッカかも。皆上を見上げて「わぁー」と思っているから、スリの名所でもある。まだ建築途中なので、中は工事現場そのもの、それを沢山の人が見に来ると言うのがすごい。完成は2030年頃らしい。お上りさんが多いので、収入増で予定より早く完成する見込みとか。その頃まで生きているだろうか。ガウディは、こういう建築物は何世代もかけて引き継がれ造って行くことに価値があると思っていたらしい。世界中が見守っていると言うのも世界遺産と言うにふさわしい。


12 カザルス博物館

12 カザルス博物館

バルセロナにやってきた最大の理由、それはこのカザルス博物館。バルセロナからバレンシア方面に列車で約30分(の筈) チェロの巨匠、パブロ・カザルスの生誕の地、エル・ベンドレール。駅からタクシーですぐの海外沿いの別荘地の一角。夏の別荘のあったところが、そのまま、博物館として、様々な記念品を展示する場所になっている。


13 カザルスの生家

13 カザルスの生家

エル・ベンドレルの町。左のうす茶色の小さな家がカザルスの生家。すぐ横の緑のところが公園。ここに、チェロを弾くカザルスの像が建っている。ここから歩いて5分もしないところに、お父さんがオルガニストをしていた教会がある。この教会にも入ってみたが、スペインのあちこちにある大聖堂といわれる教会と規模は違うが、何か精神的に深いものを感じさせる、すばらしい教会だ。貧乏な生活で、父親はパブロを大工にしたいと考えていたが、母親は息子の音楽の才能を見抜いて、音楽の世界に子供を導いた。幼いパブロは、ここで、カボチャをくりぬいた1本弦のチェロ?で遊んでいた。狭い階段を上ると、1階に1部屋づつの狭い家で、トイレはベランダの外にある。案内の女性が、カザルスのチェロ演奏のレコードをかけてくれた。別れ際、感極まって女房はその女性と抱き合って別れを告げた。初めて訪れた場所だが、感銘深く・・言葉にならない・・