エル・ベンドレルの町。左のうす茶色の小さな家がカザルスの生家。すぐ横の緑のところが公園。ここに、チェロを弾くカザルスの像が建っている。ここから歩いて5分もしないところに、お父さんがオルガニストをしていた教会がある。この教会にも入ってみたが、スペインのあちこちにある大聖堂といわれる教会と規模は違うが、何か精神的に深いものを感じさせる、すばらしい教会だ。貧乏な生活で、父親はパブロを大工にしたいと考えていたが、母親は息子の音楽の才能を見抜いて、音楽の世界に子供を導いた。幼いパブロは、ここで、カボチャをくりぬいた1本弦のチェロ?で遊んでいた。狭い階段を上ると、1階に1部屋づつの狭い家で、トイレはベランダの外にある。案内の女性が、カザルスのチェロ演奏のレコードをかけてくれた。別れ際、感極まって女房はその女性と抱き合って別れを告げた。初めて訪れた場所だが、感銘深く・・言葉にならない・・