ま、別にこういうことに詳しい訳じゃ有りませんが、このところのネット上の企業のやり方とか、見ていると、ちょっと考えてみたくなります。 インターネットは、産業革命以来の大きな出来事だといわれます。では、その産業革命とは何であったのか。そこにこれからのインターネット社会の注意点も有るように思います。
簡単にいえば産業革命によって便利になったけれど、それによって果たして人間は幸せになったのか,インターネットによって人間は幸せになるにはどうしたら良いのか、私個人はどういうことに気をつければ良いのか・・・
産業革命はそれまでの世の中を一変させる革命的出来事でした。「革命」とは単なる進歩とは違います。革命は既存の価値を逆転することです。王の支配から民衆の支配へとかですね。では、産業革命の「革命」とは何であったのか。今いわれるインターネットの「革命」とは何であるのか。
イギリスの哲学者、バートランド・ラッセル郷の著作に「怠惰への讃歌」というのがあります。これを読んだのは30年以上昔のことですが、大変わかりやすく面白く書かれた皮肉たっぷりの本です。産業革命によって作られた膨大な余暇の時間、これを人間は何に使っているか、結局拡大再生産へとつながっている、そこには、勤労の美徳をたたえる精神が有り、これこそ「奴隷の思想」だというのです。
ーーつづくーー
産業革命によってとりあえず便利になった。で、問題は、便利になると言うことはどういうことかということです。これについては数年前に書いたものが有るので、そっちを見てください。
それとは別に、関心が有るのは、インターネットは、様々な矛盾を含む産業革命以降の社会の発展や変化に対して、その矛盾を更に増大させるのか、それとも何らかの解決に向かうのか、どういう役割をとるか。あるいはどうしたら良い方向転換の役に立つか、ということです。
ーーつづくーー
「インターネットの未来」と言うのはいかにも大テーマで、こんなものに私が答えられる筈がありませんし、相当の時間がかかるでしょう。そこで、これについては継続して時々メモって行こうと思います。この辺がおかしいぞ、とかこの辺が疑問だ、間違っている・・・などと言うことを思い付くたび、書き留めて行こうと思います。いつも疑問を持っていることが重要だと思います。私にとっては、「産業革命」が大きなテーマとしてみていきたいなと思います。
もう1つの視点は、インターネットが今や個人の情報交換ツールとして重要なものになっていますので、そういう個人的コミュニケーションが、企業や政治などに絡めとられないように注意することも必要だと思います。
お、面白そう。
続き楽しみ。
投稿情報: くまぱぱ | 2005-02-24 13:06