ハナイグチ

この秋は雨ばかり・・キノコは元気です。庭にハナイグチと言うキノコが沢山でています。これはおいしいキノコで、うちのあたりは山野草の宝庫なのでキノコ泥棒にいつも狙われています(^_^;)

　泥棒とは言いたくないけど、この辺の人は人の家だろうと構わず入って根こそぎ持って行ってしまうんです。キノコ狩りの人にお願いしたいのは、コンビニの袋なんかに入れないで、竹のカゴか何かに入れて欲しい。見た目もそれなら許せる感じがするし(^_^;)、大体、キノコ狩りのマナーです。なぜなら、そのカゴの間からキノコの胞子が落ちて、絶滅することはないからです。増やしつつ収穫すると言うことで、昔の人は偉かった。そこのおじさん、おばさんたち、ケチで物欲の塊の姿はみっともない。
　だから、思うんですが、戦争を挟んで日本には価値観の断絶がおきているのです。田中角栄以降、それが更に拡大し、市場経済の名の下に、卑しさだけが拡張している・・・本家のアメリカには善悪は別にしてキリスト教の伝統が精神的背景（経済活動を支える倫理観）としてあるが、日本には何もない、むしろ伝統に反するのに「市場経済至上主義」だけがはびこると、精神の荒廃だけが残るような気がします。楽天がカッコウだけでかい三流企業から年月を経て一流企業になるまでの間に、大事にしなくてはいけない沢山のものが消えてしまうでしょう。フェアにやるということが法律に抵触しないと言うことしか意味しないIT企業の若手オーナーの話を聞いていると、どうしてこういう人間が育ってしまったかと考えざるを得ません。