近所で井戸を掘っている。うちの井戸を掘ったのと同じ業者。この辺では、地下80mの深さまで掘る。35m,50mでも水脈があるが、富士山の伏流水を直で受ける為に、安全の為にこの深さまで掘る。途中、40m〜55mが溶岩の硬い厚い岩盤である。ここをくり貫いて深い水脈に至る訳。この写真が、その溶岩。
富士山に降った雨や雪が、7〜80年近くかかってわが家で汲み上げる水となる。村の水源はうちの近くだがうちより低い所にあるし、その余りが山中湖に注がれその余りが更に下って忍野八海(水がきれいだとか言って名所になって沢山の人が押しかける)である。・・と水自慢(^_^;)
だが、水の研究をしている人によると、この富士山の水は世界でもまれな性質をもっているとか。つまり、世界に高い山は色々あるが、殆どが古代、海底から隆起によっておきた山。だから、ヒマラヤの山頂から貝の化石が見つかったりする。だが、富士山は、噴火によって出来た完全な独立峰。塩分などの不純物?を含まない。その厚い岩盤を数十年にわたって自然ろ過するから、水の「こなれ」が独特に細密とのこと。何か研究論文があるらしいが・・・
ともかく、きれいなことは間違いなく、数年前、地底深くにぶら下げていたポンプが故障して(わが家では地下の水をタンクに溜めることなく常に汲み上げるためリレースイッチ部分が摩耗してしまうし、負荷が大きい)、新品と交換した時見たが、業者も驚くほど、15年の歳月を感じさせないほどポンプ周りにぬめりや汚れが全く無く、新品と変わらずぴかぴかだった。多分、水が良いのだろう、わが家のボイラーも20年以上故障無し。
美味しい水がただで飲めるのはありがたいこと。都会には何でもあるが、空気と水が駄目だ。
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