このところ、バイオリン合宿に刺激されて夜9時過ぎにチェロの練習を1時間近くしている。クレンゲルの「コンチェルトピース」って曲。このシーズン、日中は忙しくチェロにさわれないし、夜は疲れているので、さわらない時間が長くなってしまうのだが・・合宿が続いているので、夜の時間が割と自由ではあるおかげだ。
1、2楽章(2楽章はコンチェルティーノの方が良かった)中心で、最後に3楽章もちょっとやり、3楽章の後半部分をさらにやって、終わり。バイオリンの特訓合宿をみていると、練習のはじめはストレッチということで、人により違うが、1の指のビブラートをしばらくやっていたり・・確かに、ビブラートをすると力を抜くことになるから、むやみに力が入る人にはよい練習かも。で、私の場合、一仕事終わった後で基礎練習するのはちょっとつらいのか、いつもなら基礎練習をやるところ、この数日はいきなりクレンゲル[Concert Piece]ばかり。
でも、この曲は練習用のコンチェルトということで、基礎のおさらいのような感じなので、それほど害があるわけでもない(と、勝手に解釈)。この学生用のいろんな曲って良くできてるなぁと感心。ブレバールのソナタもそうだったし、同じくクレンゲルのコンチェルティーノもそうだったけど、練習してると、間違った姿勢や指の形などが自動的に修正されるような作りになっている。
第4ポジションから上のポジションに移動するとき、どうしても手首が下がったり曲がったり、ぎくしゃくしたよけいな動きになりやすく、それが音程を不安定にする原因だ。この緑の線の動きをやっていると自然に(曲を弾くためにある一定のスピードが必要なので)無駄な動きが消えていくようだ。指板上を一定の手の形でレールの上を並行に滑るように移動する・・これがだんだんできるようになってきた(気がする(^^;))
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