5日間連続で音楽合宿が続いて忙しいです。
今日からやってきたアマチュアの弦楽団、ベートーベンの大フーガをやるんだそうで、四重奏を4グループ作って、あちこちで練習しています。はっきり言ってうるさいだけ(^_^) で、これを聞かされる聴衆は拷問を受けてるようなモンだなぁ。まぁ練習の初期段階だからで本番の時は違うでしょう(^_^)
それにしても一般的にクラシックが好きだとか、その曲をよく知ってるという場合を除き、普通のお客さんは、こういう音楽を聴かされたらもうこりごりと思うでしょうね。
そんなこと言いながら、私の所属する弦楽団のコンサートまであと1ヶ月。人のことは言えない(^^;)
いつも思うことは、どんな場合でもお客さんには何らかの満足感を持って帰ってもらわなくてはいけない。全ての点で満足できなくても1つくらいは何か収穫
がないと・・・。コンサートなら、舞台のしつらえ、ホールの雰囲気、ホワイエの雰囲気が素晴らしいとか、衣装がよいとか、音が良いとか、美人が多いと
か・・・その中で、ステージマナーとか演奏後の笑顔は大事だと思います。
いつもおかしいなと思うオケの習慣があります。演奏後立ってお客様の拍手を受けることです。むしろ、つたない演奏を最後まで聴いていただいてこちらから
お礼の態度を取るべきではないかと思うのですが・・。つまらない顔して演奏し、終わってからも仏頂面で、ただ賞賛?(本当はやっと終わってホッとして?)
の拍手を当然のように受ける、これではお客様に失礼だと思います。演奏の練習はもちろんですが、演奏以外の事でも、たとえ演奏が良くなかったとしても、聴
きに来て不愉快になって帰らないように、工夫がいると思います。そういう工夫は余計なことでしょうか。笑顔で礼をするのはおかしな事でしょうか
・・クラ
シックの演奏の様式は、その衣装からして王様と楽士の関係が続いていると思います。楽士は、王様の命令に従って演奏しているだけだから、主体的に演奏をきいてもらうという
立場にない。王様が只、よろしい、と褒めてくれるのを待つだけ。直立不動でそれを受けることが礼にかなっているのでしょう。でも今日のコンサートは、お客様に切符を買わせて、聴きに来させているのですから、事情は
反対です。聴きに来た方ともっと良い新しい関係はないのでしょうか・・・
こんにちは。東京も冷えてきました。
関連してさいきん思っていたことがありましたので、リンク先に書きました。ま、三連休でヒマにしてますし(^^;)
そういえばトラックバックURLを表示しない設定にされたのですね?やっぱりスパムが多いからですかね。
投稿情報: yoshi | 2007-11-24 11:37
Yoshiさん どうも
では一時的にトラックバックを開放します。よろしく
yoshiさんのおっしゃるとおり、プロ野球やサッカーと同じようにプレイ以外での工夫もあっても良いと思いますね。札幌フィルが何か工夫しているとテレビで見ましたが、アマチュアなんか余計そうですよね。何故、アマがプロの真似してるのか、おかしい・・私は、クラシックの普及に関してはアマチュアの役割は大きいと思っているのですが・・・。
投稿情報: goshu | 2007-11-24 12:50
私どもアマチュアのオケでは常任指揮者をおいていまして、コンサートの始まりに指揮者が前説を行い、終了時もできるだけ聴衆に語りかけるようにしています。goshuさんの考え方は非常に大切だと思っています。12月の第九のときは最後に「蛍の光」を演奏しますが、この時は演奏者が終わってさっさと帰らず、お客様が会場からでるまで演奏するようにしています。
投稿情報: 手塚賢一 | 2007-11-26 12:58
私が思うのは、楽しみでやっているんだから、もっと楽しそうにしてほしいということですね。人が楽しんでいるのを見ることは楽しいことだと思いますよ。楽しい曲は楽しそうに、体もスイングして、終わったらもちろん笑顔で、ぶすっとした顔で終始するなって事ですね。これって、すごく大切。そこに楽しい趣味の世界があるって認めてもらえる。まずはそれから。
投稿情報: goshu | 2007-11-26 23:22