今は、レッスン中のパガニーニの「モーゼ幻想曲」(まだレッスン1回のみ)、それとチェロアンサンブル用に新曲で、ラベル「亡き王女の為のパバーヌ」、ビバルディ「チェロ協奏曲ニ長調のアレグロ」、クライン「リリカルフラグメント」、それとフンク「組曲ニ長調」、あとワーグナーとか・・
この中では、リリカルフラグメントが、奇妙な感じで音程がとりにくい、うまく弾けばきっときれい・・?
ところで、ビバルディはニ長調って事もあるし、第5,6ポジションを多用するので、段々弾いてるうちに音程が良くなって気持ちよい。これを練習曲代わりにやると、パガニーニもそのノリでしっかりした音程で弾こうという気になる。
パガニーニは面白い。色々と勉強になるというか、手の形とか運びとか頭で分かってはいても普段気をつけないからなかなか直らない悪い癖も、これくらい難しくなると否が応でも合理的に脱力して弾かないと弾けないから、段々スタイルが良くなってきている感じ。力が入っていたら早く指が動かせないし、正しいポジションに持って行けない。 ・・こう言うのは初級のうちでも同じで、いつまでも第1ポジションとか低いところばかりでなく、ハイポジションもどんどんやった方が早く上手になる気がする。手の形がどうでなくてはいけないか、っていうようなことは、難曲になってその価値が表れるワケだから、早くそれが分かった方が良い。
フルニエのレッスンで、沢山練習、弾き方の工夫、運指の工夫をするらしい、「歳をとってからでもそのやり方で弾けるか」「それで失敗なく弾けるのか」・・肉体的に調子が悪いとか体力が落ちたときにでも失敗のなるべくない方法を、最初から研究していく、ということ。
初級の曲なんかどうやっても弾けるだろうけど、力が入ろうと、指が変な所にあろうと、「指が卵を中に持つように」なっていなくても何とか弾けることは弾ける・・どうしてそれじゃ駄目だ、と先生が直すかと言えば、今この曲ではなく、将来弾きたい曲を弾けるようにするため、・・・このことが初級のうちは分からないんですよね。それで自己流で勝手に弾いてたりする。これはいけません(^_^)
それで、何より良いのは、自分の演奏姿をビデオで見ること。そしてプロの演奏姿勢、スタイルと比較する、そして、その良いイメージに外見だけでも似せようと意識、イメージする。これって結構上手になると思います。かっこよく上手そうに外見がなれば、実際に上手になる。まぁ、どこをどう真似ればよいのかのポイントが初心者じゃわかんないでしょうが・・・
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