チェロを弾く意味

いつも拝見しているyoshiさんのブログに私としては興味深い記事「私の中のベートーベン」があったので、ちょっとだけ。

「チェロを続けているからには、もっと別の自分も発見したいと思っている」・・それも素晴らしいことだけど、そんなこと考えたことなかった。色々な考えがあるのだなぁ・・ 私はへたっぴだからもうちょっとちゃんと演奏したいとしか思わない。自分のことには全く関心がなく、自分らしくとか個性とか言う考えも間違った考えだと常々思っているし(ただし、これは自分に限ったことで他人のことは別）、わたしはただほんものの人間の歴史に少しでも連なりたいとだけ・・。ただ、「坂の上に白い雲があるならばそれのみを見つめて坂を登って行くであろう」？
アマチュアは芸術家とは違うから(音楽をやるのにプロもアマも関係ないとはいえ）役割も使命もない。自分の都合とか楽しみがあるだけ。これを趣味という(^_^)　けれど趣味・道楽と言っても人の思いは様々で、仕事は大事で趣味は大事でないなどとは私の辞書には書いてない。仕事は社会に関わるが趣味は個人のものなどと考える人もいるかも知れないが､それは無知というもの。そもそも大事とは人生の大事しかないのだ。例えば信仰は超個人的な事だが､それが大事でないと言うこともなければ､社会に影響しないと言うこともない。大事と言うことの基準が経済活動ということであれば限定的な意味で仕事はより重要といえるかも知れないが、それだけのこと。
これからの時代にとって退職後の過ごし方？が大切になっている。これまでとは違う判断基準や考え方が必要だ。急に慌てて取り繕うのではなく､根本的に様々な事の意味を問い直すことになるだろう。仕事の虫が人間になるために。