渋谷で食事した後、まだまだ時間があるので、書道教室の仲間から聞いていた横浜桜木町の書道用具専門店に。びっくりするほどの品揃え、紙から、筆、墨、何より書道関連の書物の多いこと!今まで全く知らなかった別世界・・・
う〜ん、凄い。チェロの比ではありません。チェロ関連グッズや楽譜をいくら集めてもこのスペースの1割にも満たないでしょう。(比較するのが間違い・・ですが(^^;))
これだけ沢山の道具があるというのは、それだけ繊細な感覚を磨いている結果。言葉と同じで、感動を表す言葉が、「ふつう」「すごい」「やべぇ」程度では・・・。味覚に関する言葉の種類が、日本とフランス、中国では他の民族に比べて多いらしい。それは味を感知する舌の味蕾(みもう)の数に比例する。味の差が分かるだけ言葉も多い、それが文化というものでしょう。
楽器店でも、弓の毛を30種類くらい選べたり出来ないのだろうか。弦は沢山あると言っても書道用の紙の方が種類が豊富。弓だって、ベートーベンはこっちバッハはあっち、会場が広いときはこれ・・・とか使い分ける(プロはそのようなことをしているでしょうが)とか、アマチュアでそんなことしてたら笑われるかも・・弾けもしないのに・・と。
つまり、楽器は、「弘法筆を選ばず」の世界なのでしょうか。しかし、どんな筆でもそれなりに使うことが出来ただろう弘法に近づくために、もっとうまい道具とかが開発されても良いはず・・?それは例えば、発音を良くするために、良い松ヤニを付ける、楽器の調整をしておく、弦の掃除をする、などなど先生が教えてくれない小さな注意はあった方が良いのは確実。そういうことがもっともっとあるのではないでしょうか。特に大人の場合、沢山の助けが必要だと思いますので、気がついたことを書いていきたいと思います。弾けもしないのに、と言われても(^^;)
弘法は筆を選ばず、されど下手は筆を選ぶべし
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