チェロアンサンブル練習

昨日はチェロアンサンブルの練習でした。練習したのは、フンクの組曲からアダージョとフーガです。それと、ワーグナーの荘厳な曲、ビートルズ　here,there and everywhere

　アダージョはきれいなハーモニーになるように時間をかけて音程をチェック。フーガはテーマを弾くときとそうでないときはキチンを弾き分けることに注意。まだ、練習始めたばかりなので縦の線が合いません(^^;)
　ワーグナーは、まだまだワーグナーらしくはなりませんが、ビブラートの練習。美しいビブラートがかからないとまるで子どもの演奏。耽美的で官能的な響きが欲しいなぁ。
　2曲とも、まだ初級者の場合、アンサンブル以前に音程や指使い、ビブラートなど修正項目が沢山。「その指、何？どうして２でとるの？それ普通３でしょう。・・そこは第４ポジションで一番簡単なところでしょ・・え？第４ポジションご存じない・・・そんな指使いはしませんよ。・・えぇ？！！　なんでそこで２の指があがるの？・・ニ長調の３オクターブの音階練習した方が良いよ・・その４の指、１の指が正しい位置に来るまで離しちゃだめ！指の開きの基準がなくなってそれじゃ正しい音程が取れない。抑えなくても良いから触ってるだけでよいから次の音の準備が出来るまで弦から離さない・・・」「音階を上に上がっていくとき、意識するのは１の指。１２３という指使いだけでなく、１２１２と言う指使いも練習した方が良い」などなど・・と重箱の隅をつつくように(^_^)
　こんな感じでアンサンブル練習が時々レッスンのようになりますが、地道に少しづつ進歩して数年後に見違えるように演奏出来るように（なればいいなぁ）。上手な人たちが集まってアンサンブルを楽しむのも勿論素晴らしいけど、へたっぴが少しづつ進歩して見違えるように演奏する事ができればその方が遙かに素晴らしい。それは人間の成長を意味するのだから。
　人のことは言えませんが、初級者というか進歩の遅い人は､わざと難しいことをしている､こうすればより安全より簡単に弾ける､と言うのが「基礎」。基礎ってそういうことだと分かるのに実は随分時間がかかり遠回りする場合がありますね。そこそこ弾けるようになったらもう基礎は関係ないと言うものではないんですね。基礎がすぐ身につくような若い人は別にして、大人になってから始めた場合、基礎練習を一応して弾けるようになってきても基礎が身についたわけではないから、「意識」して「基礎」をいつも心がけていないと進歩しにくいでしょう。基礎も出来ていないへたっぴから脱皮するには私もまだまだ修行。いつまでも「そんな基本も分かっていない、できていない」なんて思うことがなくなるように・・

　朝１０時から夜７時まで練習したりお喋りして夜高速を飛ばして山中湖に戻りました。今桜が満開です。