京都は朝から雨が続いていたのでともかく奈良に移動。近鉄奈良特急であっと言う間に到着。雨もほぼ止んでしまったのでホテルに荷物を預けて平城宮址に。写真は南大門から太極殿を見たところ。その大きさにはやっぱり驚く。今後の修学旅行にはインパクト大だろう。
薬師寺の東塔はこの秋から10年に及ぶ大幅な解体補修工事に入るため、中の様子も外観も見ておけるのも今のうちだけ。ここで線香立てを買う。
ところで、奈良駅前のスーパーホテルと言うところにチェックインした後、夜、町を歩いていて、「もちいどの通り」の入り口に、昔何回か食べたことのある、「みよし野」という小さな薄汚れたようなうどん屋を発見。懐かしいような手書きの看板、もうなくなっているだろうと思ったらちゃんと営業していた。アルバイトらしい男の子がのれん?をしまっていた。40年ぶりだと話したらすぐに愛想の良い女将さんが出てきた。昔は25円の「びっくりうどん」(その頃町のたぬきうどんは50円)と言う大盛りのうどんがありあれで助かったと話すと、今でもまだやっている今は250円とか。それでも安い!というとうどん玉は2つ入っているとか(^_^) その当時やっていた母親は現在88歳とか。よろしくというと、こんな人が来たと話したら喜びます、こういう話が一番喜ぶ、とニコニコしていた。次は必ず食べに来ると約して別れた。こういう事はとても嬉しいことだ。
そういえば、昔、25年ぶりに大学そばのラーメン屋に入って25年ぶりと言ったら、女将さんが店の奥まで行ってご主人にそれを伝え2人そろって挨拶された。大衆的な個人経営の飲食店ではそんな風に昔のお客さんが訪ねてきてくれることはものすごく嬉しいことなのだろう。人の暮らしとはこういう小さな事の積み重ねで成り立っているのだが、市場(非私情)原理に基づくファストフードのチェーン店に慣れた子どもたちはそんなことを経験することもないのだろうか。
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