忙しい時は、突然関係ない事が頭に浮かんだりするもので・・皿洗いしながら、政治の目標は直接民主制の実現に置かれるべきではないかという考えがつらつら浮かぶ。
政治家などがどうしてこんなに沢山必要なのか、何故政党などがあるのか、といえば、一般国民の意見を政治に反映させるためだという。交通手段が限られ通信手段の発達していなかった大昔なら、そういうことも必要だったろうが、テレビが1人1台くらいに普及し、インターネットが当たり前になりつつある現代、代議員制なるものの意義は大幅に薄らいでいる。
意志の表明としての選挙も、投票率は半分程度、1票の格差もあり、挙げ句の果てに得票率が議席に反映されたとは言えない結果・・欠陥だらけなのは明白だ。
昨今の日本の政治は政局だの政争に明け暮れていてマスコミがそれを又はやし立て通俗お笑い番組なみにしているが、もっともっと大事なことは政策、もっと大事なことは如何にして民意を反映した政治を行える制度を作るかと言うことだ。(今の意味不明の参議院なんかは半分くらいの人数にしてもっと専門化し、衆院のチェック機能等という看板倒れのお題目ではなく、どちらかと言えば直接民主制に関わる仕事、その制度の立案、検証、直接民主制からの政策チェック、評価などを担当するようにしたらどうだろうか)これは、2,30年かけてもできるかどうか分からないが、そういうことを考えるのが政治家や政治学者の仕事だろう。私の知る限りそういう視点をもってそれを実行できたのは小沢一郎だけ。小選挙区制を実現し、政権交代可能な仕組みを作り、実際に政権交代が可能であることを示したという点で、まだまだ初期段階としても他の誰もなしえなかった事だと思う。口先でピーチクパーチクうるさい議員は沢山いるが、きれい事だけで何も実現できないのが実際の政治の世界と言うことがよく分かる。政治の黒幕である官僚に対抗できるのは彼しかいないかも。だから1年前から検察を含む官僚とそれと首根っこを捕まれてタッグを組んだマスコミが必死で抵抗したのだろう。
民主主義の発展は交通通信手段に比例するのは、中国を見れば分かる。あの広大な国家は、先ず、言語の統一、テレビの普及、高速交通網、インターネットの普及などに従って変化している。変化が表に出るまでにはまだまだ時間がかかり中国にはまだ民主主義はほど遠いが、その基盤は着実に広がっている。日本はとっくにそういう条件を満たしているのだが、それでも民主主義の実現にはほど遠い。これは、思想(頭のでき)の問題だ。
ネットワークの普及とそれを生かす技術開発と共に、もう1つの問題は政治教育を小さい頃からキチンとすること。政治教育といっても時の為政者の都合の良いように国民を懐柔するというのではなく、民主主義の原理とそれを実現する為の技術的ノウハウを身につけるという意味である。多数決だけが民主主義だと思っているようではどうにもならないから。
多分、自動車のハイブリッドと同じで、究極の制度が開発されるまでは、代議員制と直接民主主義制とが補完し合う形を作るのが先決かも。しかし、選挙でのネットの活用を阻もうとする勢力があるように、まだまだ道は遠い。
昔、高知の龍馬記念館を訪ねたことがあったが、そこに書かれていた言葉が印象的だった。理想を言うものは沢山いるが、龍馬の偉大だったところは、その実現のプロセスを具体的に考え実行したこと、当たり前のようでなかなかできない。
・・なんてこと言っててもどうしようもありませんが、暑い夏はまだ続く・・・
意志の表明としての選挙も、投票率は半分程度、1票の格差もあり、挙げ句の果てに得票率が議席に反映されたとは言えない結果・・欠陥だらけなのは明白だ。
昨今の日本の政治は政局だの政争に明け暮れていてマスコミがそれを又はやし立て通俗お笑い番組なみにしているが、もっともっと大事なことは政策、もっと大事なことは如何にして民意を反映した政治を行える制度を作るかと言うことだ。(今の意味不明の参議院なんかは半分くらいの人数にしてもっと専門化し、衆院のチェック機能等という看板倒れのお題目ではなく、どちらかと言えば直接民主制に関わる仕事、その制度の立案、検証、直接民主制からの政策チェック、評価などを担当するようにしたらどうだろうか)これは、2,30年かけてもできるかどうか分からないが、そういうことを考えるのが政治家や政治学者の仕事だろう。私の知る限りそういう視点をもってそれを実行できたのは小沢一郎だけ。小選挙区制を実現し、政権交代可能な仕組みを作り、実際に政権交代が可能であることを示したという点で、まだまだ初期段階としても他の誰もなしえなかった事だと思う。口先でピーチクパーチクうるさい議員は沢山いるが、きれい事だけで何も実現できないのが実際の政治の世界と言うことがよく分かる。政治の黒幕である官僚に対抗できるのは彼しかいないかも。だから1年前から検察を含む官僚とそれと首根っこを捕まれてタッグを組んだマスコミが必死で抵抗したのだろう。
民主主義の発展は交通通信手段に比例するのは、中国を見れば分かる。あの広大な国家は、先ず、言語の統一、テレビの普及、高速交通網、インターネットの普及などに従って変化している。変化が表に出るまでにはまだまだ時間がかかり中国にはまだ民主主義はほど遠いが、その基盤は着実に広がっている。日本はとっくにそういう条件を満たしているのだが、それでも民主主義の実現にはほど遠い。これは、思想(頭のでき)の問題だ。
ネットワークの普及とそれを生かす技術開発と共に、もう1つの問題は政治教育を小さい頃からキチンとすること。政治教育といっても時の為政者の都合の良いように国民を懐柔するというのではなく、民主主義の原理とそれを実現する為の技術的ノウハウを身につけるという意味である。多数決だけが民主主義だと思っているようではどうにもならないから。
多分、自動車のハイブリッドと同じで、究極の制度が開発されるまでは、代議員制と直接民主主義制とが補完し合う形を作るのが先決かも。しかし、選挙でのネットの活用を阻もうとする勢力があるように、まだまだ道は遠い。
昔、高知の龍馬記念館を訪ねたことがあったが、そこに書かれていた言葉が印象的だった。理想を言うものは沢山いるが、龍馬の偉大だったところは、その実現のプロセスを具体的に考え実行したこと、当たり前のようでなかなかできない。
・・なんてこと言っててもどうしようもありませんが、暑い夏はまだ続く・・・
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