大震災から1か月たち、原発事故もレベル7にグレードアップ?されました。進行形の事故なのでレベル8や9が新設されないことを祈るばかりです。これらの収束・改善には数年単位の時間が必要といわれています。早く解決して安心したいものですがそうはならないでしょう。であれば、さっさと諦めて,こういう状況の中で,どういう生活をするのかと言うことを考えた方が良いですね。
日本中(というか関東東北か)放射能ニュースにはだんだん慣れて来たので、事故前みたいに,ちょっとでも原子炉から洩れようものなら大騒ぎでもなくなってしまったし、原因については許さないけど,今の現実は仕方ないものとして受け入れざるを得ません。怒ったり心配ばかりしていても,そのことで病気になっては損です。
特に仕事もなく,今の地域にとどまる必要がない人は,疎開も出来るわけですが、仕事があって離れるわけにはいかない人に対しては、一定の条件下で,一時離職を許可するというコンセンサスとか会社の指示があるとよいですね。逃げたくても,戻ってきて仕事がないというのが怖いから,身の安全を守ることも出来ないというのはどうかと思います。原発で過酷な労働条件で働いている人達の中には勇敢に職務を全うしている人もいるでしょうし、怖いながらも働かされている人もいるでしょう。震災直後海外企業は社員を本国に戻すよう指令が来たようですが、そのように国民を保護して欲しいです。国民の命を守る事が最優先とおっしゃるならこういう事も検討しないといけません。
そういうことは,会社経営者や一般の人には基準を決められないから、原発事故に関しては、例えば、原発格納容器がどれか1つでも爆発したら,レベル5,大きく破損する事故が起きたら,レベル4、冷却できなくなって3時間たったらレベル3、とかなんとか専門家の方に決めて頂いて、例えば、レベル4では、半径250Km以内の人には避難勧告(国民の公僕である政治家を含む公務員と特別な任務のある人以外は職場放棄可)とか、各企業では、うちではレベル3になったら,離職を許可する(ただし、解決後復帰を無条件で認めるとか)とか、事前に発表する。そのことで、あらかじめ不測の事態に備えることも出来ます。逆に最悪の事態になってから,一斉避難ではパニックで大災害が起きます。危機に備える事前の安全対策、そういう体制を作って欲しいですね。
続いて、放射能の害について簡単に診察を受けられる施設を設けたり、家庭でも簡単に計測できる(血圧計みたいに)機器の開発・販売。予想されるガンの発症を抑えるための家庭の医学と健康管理のノウハウ。(毎日海草を採りましょう。カルシウムを気をつけて採りましょう・・・とか?)
日本は災害が多いので、世界有数のノウハウや生活の知恵、助け合う精神などがDNAのように受け継がれています。今、ここに放射能対策としても世界に誇れるノウハウを加える事ができるでしょう。世界中に(開発途上国にも)原発があって,どこで事故が起きてもおかしくないのですから、日本のこれからの対策は世界の未来にとって(嬉しくないけど)役立つものになるでしょう。ニッポンは凄いな!って言われる・・(嬉しくないな)
考えればきりがないでしょうが、つまり、放射能と一緒に暮らす知恵と工夫が必要だと言うことです。
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