英国の権威ある(と言うかなかなかハイレベルの一般科学読み物)Natureと言う雑誌に掲載された福島原発に関するQ&A の日本語訳
この間、色んな内容の記事をついつい見てしまうのですが、科学的態度に徹したこの解説は良いですね。
ところで、日本にもこういう科学雑誌ってあるんでしたっけ?昔の「子供の科学」しかしらないなぁ(^^;)
ところで、原子力については、色んな専門家がいるもんだと今回分かったけど、まだ、歴史が浅く、安全だとか、こうだとか言っても本当は試されていないし観察も短いしあてにならないことも多いみたいですね。セシウムの半減期が30年とか言うけど、実際のチェルノブイリでは、まだまだ長持ちしてるみたいだし。海の魚は実際には汚染されにくいなんて言ってる端からコウナゴに想定外の高濃度の放射能が見つかったり・・こんな状態で「絶対安全」なんて良く言ってきたもんです。
私にはどうしようもありませんが、資源の乏しい国が必要な電力をまかなうために原子力が欠かせないみたいな議論は、本当はおかしくて、この小さな国が安全に暮らすための最大限の電力に見合った生活と社会制度を作ることが肝心なのではないでしょうか。資本主義社会の中で膨張する生活の便利?のために無制限に電力が必要というのではなくて。あるもので工夫するというのが全ての生き物の生き方でしょう。ガソリンが高くなりすぎたら、車を利用する人が減り、気がついたら車なんてそんなに無くても済むと言うことに気がつく。特に高齢化社会で車はその役割を失っていく。電気が乏しくなって停電があるとなれば、節電もするし、この中で、昔の生活が復活したりする。やたらに明るくして金持ちになった気分になっている幼稚な感性から、陰影のある自然の光を味わうような豊かな感性へ成長できないでしょうか。真のより豊かな生活を求めて賢くなって生活を見直すチャンスでもあります。この際、人類は少しだけ賢くなっても良い。
日本の復興とか、東北の再生とか言うなら、前のまんまになるのではなくて、出来れば、これからの日本の模範になるような、みんなが憧れる本当に豊かな生活の出来る環境を作って欲しいな。
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