広い眺めの良い食堂で、音も柔らかく気持ちのよい演奏ができました。終わった後、別室でお茶をご馳走になりましたが、施設の方が、「皆さん部屋に戻ってからも「上を向いて歩こう」とか歌っていましたよ」と教えて下さり、嬉しかったです。個人的には沢山間違いがありましたが、又是非お願いしたいという話もあり、まぁまぁでした。
別の話ですが、前に演奏に行ったホスピス(末期ガンの緩和ケアをしている病院)で、他のグループが、「千の風になって」を歌ったとかで、施設から苦情もあったようです。人が死んだ歌なんか、なぜどういう考えでやったのか、演奏する本人は自分が好きで美しいと思っているのでしょうが、ホスピスで演奏すべきではありません。その演奏の後落ち込んでいる患者さんもいたとか・・。そんなこと許されない。
その話を聞いて、高齢者の気持ちを理解、あるいは想像して演奏しなければ何しに行ったのか分からないとみんなで話し合いました。施設と事前打ち合わせをしておくべきだったし。
人は誰でも歳をとるけれど、私の経験では、人が外見で見るより、本人は歳をとったと思っているわけでは無い、若い頃のこともつい最近のように思っていると思います。死ぬことも分かっているわけではない。何時か死ぬとは分かっていてもそれが今日なのか明日なのかは誰も知らない。本人も分からない。いつも明るい希望を持って生きているのが幸せだし、明日死ぬとしてもそうだと思います。世界は美しく、人は愛情に溢れ、希望と慰めに満ちている、そういう時代もあったし、それを懐かしく思い出して、自分の人生も美しく満たしたい、そういう音楽を演奏したい。
練習して、3月にはまたホスピスで演奏させてもらおうと思います。
本当にそうですね。
美しさと感動は必ずしも連動しないですよね。
与えるのではなく、受け取ってもらう事考えないと
よい演奏に越した事ありませんが、
もっと大事なこと忘れないように自戒したいものです。
投稿情報: はらしま | 2012-01-23 15:36
はらしまさん、こんばんは
アマチュアは人に聴かせるチャンスは少ないし、大したことはできないけど、いつも、どこかで、「大切な事」を考えているのは大事ですね。
投稿情報: goshu | 2012-01-25 01:06
素晴らしい活動ですね。
ところ、ある音楽大会の放送で、
幼稚園児に「千の風」を歌わせていました。
信じられない無神経です。
思わず、画面に向かって
「君たちの入った墓なんてみたくない。」
と言ってしまいました。
自戒したいものです。
投稿情報: えにお | 2012-01-30 07:49
えにおさん こんばんは 「幼稚園児」にねぇ。大人の審査員や聴衆に受けるだろうという計算なんでしょうね。大人の押しつけが何でも通るからと、幼児や子どもたちに、まぁ色々やってくれること。誰のために何をしたくてこういう事をするのか、という基本がおかしい。
投稿情報: goshu | 2012-01-30 23:58