2ヶ月ぶりのレッスンになってしまった。アルペジオーネの第2回目。弾き始めるとすぐ止められて、少し音程が高い、と。ピアノの譜面はミドラと下がってくる、ぴたりと同じ音でないといけない。又、弾き始めると、又止められて、最初の2分音符が音が短い感じ、八分音符4つを数えること、たっぷりと弾かないと聴いている人は何となく落ち着かない。
しかし、良くさらった事が分かる、と。気になる所をいくつかワンポイントで教わる。
主題再現部のところ、その前のボーイングと歌い方。リタルダンドしてテーマに戻るところ、音が硬いと思うのだが・・。そこのボーイング「ちょっとフランス風だけど」と。これが試して見ると私のイメージ通りに弾ける。言われてみればそうだと思うところ、どうして思いつかないのだろう、楽譜に書いてある表面的な事に囚われすぎ。もっと自由に!早速採用(^_^)
全体のテンポは、4拍子である事が分かる範囲で、2拍子のようには弾かない事。
随所に出るスタッカートの練習は、ゆっくりと1音づつ重みを確認して弾くということを繰り返して、それから普通のテンポで弾いてももう手が覚えていてちゃんと良い音で弾けるはず。
ボーイングや運指は自分の自由に工夫してやって良い。人それぞれで音程の取りやすい方法とかがあるので、自分に合った方法を考えて。
さて、本番まであと1ヶ月 来月にはピアノ合わせがある。何とか間に合いそう・・
しかし、それにしてもシューベルトの音楽はユニーク。この曲を弾いていると歌曲「冬の旅」が思い浮かぶ。狂気と正気が交錯する、優しさ、麗しさが一転して闇の世界を見せたり、その逆になったり、ウイーン風の粋な風情が見えたり、なかなか弾き分ける技量はないけれど、こういう風に弾きたい、こういう音にしたいというプランだけは色々思い浮かぶ。少なくともただきれいに弾いてはつまらない。だいぶ前に、名前だけは知られたチェリストの演奏を聴いたが、ソツはないが全然面白くなかった。この曲はBGMではないんだ。
コメント