今日は午後から甲府の丹沢電機に出かけた。エクリプスのスピーカーの試聴会をやるからと連絡を受けたからだ。前に見積もりを取ったときは、値引きが大したことないので、ほったらかしていたら、今回はチャンスです、と言うこと。
試聴会は、会議室みたいなところで、音響がよいとは言えない部屋、それでも十数人のおじさん(おじいさん?)達でいっぱいだった。TD510ZMK2とTD508MK3の2種類だけで、色々なCDをかけながら、このスピーカーの特徴や、技術解説をしていた。解説は既に十分調べはついているし、試聴会って言っても初めて聴くCDジャズだのオケだの聴いても比較も出来ないし、あんまり意味がない。最後に、持っていったCDをかけて貰ってやっと納得。他の人達もいたので、3枚持っていったけど、原口摩純さんがベーゼンドルファーインペリアルで弾いたブラームスの間奏曲OP118-2をかけて貰った。(ちなみに、後の2枚は、クレーメルの「ピアソラに捧げる」、「デュトワ指揮モントリオール響のチャイコフスキーの交響曲第5番」)これが大体オーディオチェック用に使っているCDだ。
実は、このMK3の前身である508MK2が7年前に出たとき、この電気店のピュアオーディオフロアで試聴して、目を見張って驚いた印象が強い。スピーカーが消えて、演奏者が目の前で演奏しているような印象。それから改良がなされ、低音域が広がり、さらにバランスもよくなったらしい。だから、試聴する前から買うつもりだった。問題は、値段だ(^_^) 今回は試聴会と言うことでメーカーの人も来ているし、通常の倍の値引率だった。と言うわけでゲット!
自分で楽器を弾く人は、音については敏感で、演奏会場で気持ちよく聞いているだけでなく、生の音をよく知っている。私なんか、特に、演奏会場より、自分の家で、プロの生の演奏を間近で聴く機会に恵まれているので、演奏会場の遠くで鳴っている音とか、周囲の残響やら余計な響きより本当の楽器の音を聴きたいと思う。殆どのスピーカーは、そういう意味では作られた音だが(それはそれで良いのだし、オーディオの世界は別物)このスピーカーは、私がよく知っている生の音をかなり再現する。
一番の楽しみは、自分の演奏を録音してこのスピーカーで聴くこと。自分の楽器がどんな風に鳴っているかが分かるだろう。
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