「ドヴォルザークは譜面面は簡単だが、音程やリズムが微妙で、なかなか美しく演奏できない。メロディパートだけちゃんと弾けば何とか曲になるのと違い、全部が合わないと駄目。個々の技量とセンスが問われる。
午前中いっぱい練習してみたものの、こりゃまずいな、と確認しただけ(^^;) 昼はカレーと「熊野・古道なんたら」という地ビールを頂く。世間の人は仕事しているのに昼間からビールなんか飲んでいいなぁ、とか言ってる人もいた。
チャップリンは、メロディの受け渡しさえうまく行けば、もう少し練習すれば曲らしくはなるだろう。しゃれた編曲だが、弾くのがやっとという状態ではさまにならない。ボーイングがヘタだ。私もつい「そういうバカな音を出すな」とか普通は言わないことを口走ってしまったm(_ _)m
楽譜を音にするだけでは駄目だ。というか大体は全て楽譜に書いてあるから楽譜通りに弾けばよい。2拍伸ばして次が四分休符なら、休符の直前までしっかり音を伸ばす。しかし、伸ばしている間、減衰するのか維持するのかアクセントをどうつけるのか、柔らかい音を出すのか硬い音を出すのか等と言うことは、曲想や指示に忠実に従う。何も考えずにただぼーっと音を無神経に出す、これだけは嫌いだ。バカみたいだ。音には意味がありそれぞれの味わい、方向性がある、それを感じてそれを表現しなければ音楽を演奏しているとはいえない。
他にアンサンブルは、スコットジョブリンとか、訳の分からない曲の初見大会。何故かビブラートの個人特訓・・・コーヒータイムばかり取っていたので、よく分からない(^^;) なにやったんだっけ・・
ビブラートの個人特訓を見ていて気がついたけど、脱力に気を付けてビブラートをずっとやっているうちに、段々音が太く柔らかく素敵になって来た。そう、左手の脱力を気を付けているうちに自然に右手の脱力も出来てきてしまうということだ。こういう音を出し続けることが出来れば素晴らしい・・のだが、明日になると元の木阿弥に・・・
でも、ともかく、練習は自分の出している音によくよく気を付けて集中して聴くということが大事だ。どういう音を出したいのか音のイメージを持って音を出す、いつも良い音を出すように、と注意して、時たま良いと思われる音が出るときそれに気がついて、それが何度も出来るように。下手くそな人は、ろくに音を聞いていない、ただ何も考えずろくに聞かずに、弦をこすっている、こんな運動を何時間やっても良い音にはならない。速い音符を弾くことはゆっくり沢山練習してれば体が覚えて出来るようになる。けれど良い音、良い音楽は、よく考えてよく聴かなければいつまでたっても下手なまま。
練習後は、居食屋というところで、皆で大いに食べたり飲んだりした。あ〜美味しかった。来月はブラジル風バッハの特訓だ。
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