数年ぶりにデジカメ購入。早速革を貼り、SONYの白いエンプレムをを黒く塗った(^_^) これで少し落ち着いたデザインになった(^_^)v 昔は年に1度買い換えていたが,リコーGRDigital2を買ってからずっとそのままだった。カメラよりiPHONEで用が足りていたということ。ただ、28mm固定レンズでは困ることも多い。そこで、新規購入。今回はソニー DSC-RX100というこの6月に発売された人気機種。
街を歩いていると、大きな一眼デジカメをぶら下げた人の多いこと。老人と若い女性が主で、チカゴロの男性はカメラに興味があまりないらしい。私は中学・高校の時は写真部だった。現像・印画は自分でやっていた。昔黒いカメラは珍しく、私は自分のペンタックスに黒いビニールテープを貼り,マジックで黒く塗っていた。(こう言うのが当時流行だった)だから、カメラは好きだった。でも、写真の善し悪しは,カメラではない。自分の眼力だ。どんな芸術作品を撮るのか知らないが、もっとさりげなく持ち、構えずに撮るほうが良いのではないかと思ってしまう。
昔話。私が最後に愛用していたフィルムカメラは、CanonRM-->PentaxSV-->OlympusOM-1という一眼レフの後、ライカ3F、そして段々小さくなってローライ35Black(沈胴式レンズと露出計内蔵の当時世界最小を誇っていた)。山歩きでも邪魔にならず、なにかゲイジュツ作品を撮ろうという野心も持たせない(^_^) というか、その頃水彩スケッチをする方が楽しくなって,カメラは,その補助手段になった。要するに写真が趣味ではなくなったということ。趣味ではないということは「作品」を撮ろうとは思わない。あっいいなと思ったら気楽にシャッターを押す,問題はどんなものを見るかということだけ。いわばスケッチ。カメラはこれで良いと思うなぁ。もっともスケッチと言っても,葉書に鉛筆でさっと書くのから、リュックに一式背負って腰掛けて描くのもスケッチ、かなりの幅がある。ま、大型三脚と交換レンズを背負って撮影に行くと言うのではない、というところか。
こういう機械ものにはまってもやがて段々と筆を持ったりする方が良くなる,のではないかと思う。人間、段々とアナログに帰る、というか、不便とか素朴とか言うことに惹かれていく。その方が長く対象を見ているし,忘れ得ぬ記憶になる。趣味というのは時間を楽しむもの。合理性とは無縁だ。写真を撮るよりカメラを磨いている方が楽しいなんて変なことも起きるわけ(^_^) ちなみに磨きたくなるようなカメラが良いカメラで、このRX100も金属製でコンパクトでずしりと重い感触がよい(^_^)
ところで、絵を描くとか写真を撮るとか俳句を作るとか・・そういう趣味の良いところは,日常生活の中でそれまでとは違う視点をもつことだ、結果としての作品はどうでも良くて,活き活きとした目で外界を損得抜きで見ているということが楽しい。写真が趣味という人は、何か人に自慢できる作品をものしたいなどと考え競争するようなところがあるが,そういう世俗の感情に支配されているようでは,高尚な趣味とはいえない(^_^) これは楽器演奏でも同じ。
参考までに、一緒に購入したもの。
ケンコーの液晶護フィルム、ジャパンホビーツールの貼り革、ソニー純正ソフトケース(製品登録すると500point付くので500円やすくなる)、怪しげな中国製充電池、トランセンドの32G SDカード(動画用)、アイファイ(wifi対応)8G SDカード(iPadやMacに自動転送)。合計約1万円強。
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