数ヶ月ぶりに書道教室に出かけた。先生は90歳以上、お弟子さんも80近い方がほとんどで、私なんかは若造もいいとこで、おばぁさんたちが親切にしてくれる。それはともかく、朝、慌てて書いたものを見ていただいたら、女偏の書き順が違ってた。そうだ、くのいちと書くのだ、先生の添削するのを見て、あっ書き順が違ってた、とつぶやいたら、あら、どこから書いたの? ・・横から・・(笑)それはちがうわねぇ・・ぺけ! といわれた。
先生は90をとうに過ぎていらっしゃるけれど、お話の仕方やなにかは、女学校時代のままという感じだ。時々冗談をおっしゃるが、初々しい女学生と話しているような感じ、チャーミングである。
書のほうはなかなか進歩しないが(元がひどすぎる)、休み休みサボりながらもやめないのは、この先生の声が聴きたいからかもしれない(^_^)
歳をとったせいか、利益があるとか利得があるからとかで何かをするとか興味を持つことは(元々あまりないが)ほとんどない。金も名誉も色恋も何も関係ない、他愛もないけれど、人生を豊かにすることは世の中に沢山ある、その1つ1つを大切にしたい、という気持ちにだんだんなってくる。こんなことを言い出すようではお迎えが近いのかもしれないが・・日常の小さなことに目を向けた日本映画を見ることが、偶然、最近増えたが、ああ、そういうことか・・だ。
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