と言ってもかなは難しいので、この3年書くように勧められていても遠慮していた。でも、やっぱり始めないことには、できないも無理もない。初めの一歩。
90過ぎの老先生は親切で、かなを始めたいといったら、紙を1枚もってらっしゃい、と最初の練習の仕方を教えてくださった。
筆はたてて、小指が紙を擦るように、横棒を書いて、縦・それからこう、こう、お手本をよく読んで、書くことが大事ですよ。ここは こう・この字は元はこういう漢字、こうこう・・こう・・・なぞっても良いから、やってごらんなさい・・
チェロの練習も、オケの練習も忙しいので、なかなか墨を磨って筆をとる時間がないけれど、なんとか始めなくては・・日本人のたしなみだ・・これらの文字はほとんどの人が読めないだろうけれど、英語が読めて日本語が読めないなんて事ではおかしい。書道をやらなければ古いが美しい文字を読めるようにはならない。ちゃんとやれば、読めるようになる、と励まされている。もうすぐ、桜の季節になる。日本古来の山桜をしみじみとみていると、それだけで日本の文化の根幹が分かる気がする。それがこの日本オリジナルの「かな」文字に結晶しているのかも。
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