「白鳥」を滑らかにエレガントに弾くには・・弓をつかず離れずいつも弓の弾力を感じながらコントロールして弾くって事が肝心だという気がしているが、今日、久しぶりに書道で課題になっている行書を書いてみて、そうだ、こういうことだと思った。いわゆる「カナヅチ」流でない、書き方。ボーイングも同じようなものだ。
動きの中で、緩急や圧力の変化はあるけれど、ともかくもずっとつながっていて筆先はずっと柔らかい毛の弾力の中でコントロールされている。チェロを弾いているとき、こんな風に弓を常にコントロールしているだろうか・・1つの音が次の音につながり全体としてもすっと筋が通りバランスを保つ・・・。アップだダウンだと言うことだけで、おおざっぱに無感覚、ノーコントロールでやってないだろうか・・。何でも良いから楽譜を音にするので精一杯では駄目。楽譜が目に見えるからいけないので、それに縛られて、楽譜を音にしたら一仕事終わったような気になるけど、本当は、音楽は目に見えない。見ている限り音楽になっていない。
書道は本当にボーイングと共通することが多い。最初の頃は、楷書以外はどう書いて良いのか分からなかったが、やっと行書は少しは行書らしく(まだ全然下手だが)なってきた。何より毛の弾力を感じることが肝心・・あ 急に思い出したけど、高校の時漢文のテスト100点満点で5点だった。テスト後、先生が、今回のテストで5点のやつがいるとか、担任が1人でこのクラスの平均点を下げている者がいる、とか言ってたなぁ。おもしろくないから次のテストは85点だった(念のため)。でも、担任の数学はいつも5点だった(^^;)数学が担任でなければ落第していただろう・・。
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