ビバルディやCPEバッハのシンフォニアの第1部は、これまでの練習通りの演奏が出来たようだ。第2部のアイネクは、何故か気が緩んだのか、最初ばらばらで段々調子が出てくる感じだった(^^;) 何しろ、30代から80才以上が4人、最高齢は92才という団体だから、これが1つにまとまると言うことからして大変だ。逆に言うと、様々な世代、環境、経験の違いを超えて、同じモーツァルトを美しく演奏しようという事で1つになると言うことは、素晴らしいことでもある。音楽以外ではなかなか出来ないことだろう。
聞いた人の感想では「楽しそうに演奏していた」というのがあったが、中でもコンサートミストレスの笑顔が柔らかくチャーミングで、ミスしてしまったなと言う思いもすぐに消えてしまうのだった。指揮者も含め、トップに立つ人の自然な笑顔は大切なことだ。
コンサートの後、その場で懇親会が開かれた。指揮のM先生は、「1+1が2では駄目だ。1+1が1になるようにならなければ」「最初はどこから手を付けたら良いか途方に暮れた」とか言われたが、だから、アンサンブルの基礎から始まった。私も最初の頃、こりゃどうにもならないなぁ・・と感じていたが、演奏会が近づくに従って段々合うようになってきたからあきらめてはいけないのだ(^_^) 無理に厳しく合わせる方法もあるが、それは副作用もあるし、別の方法もある。この呼吸が難しいのだろう。
それにしても、アマチュアは指導者次第だ。ベルリンフィルの指揮なら、指揮しなくても上手に演奏するだろうけれど。アマチュアのオーケストラもピンからキリで、そもそも思っていることも千差万別、ばらばらだ。それをまとめて、長く楽しんでいけるようにするのは、難しい。エリートだけを集めて音楽を追究するのも楽しいだろうが、本当に大切なことは何か、と考えると、様々な道がある。
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