今日、よく利用するドイツのcelloshop.com から、注文していたBAM社製のチェロケースの背当てクッションが届いた。早速装着してみたが,予想以上に良い。ベルクロで3点つなぐだけだからリングの付いたケースならどのメーカーでも付けられるだろう。
どんな点が良いかというと・・
1)クッションの厚みが65mmもあるので背負ったとき違和感がない。そして、この厚みのおかげで,背負った時ケースが体から離れるので、歩いていてふくらはぎがケースに当たって歩きにくいなんてことがなくなる。又、外出先で座の低い椅子や硬い座の椅子に座るときは,このクッションを敷くことが想定されている。
2)楽譜が入れられるようになっている。私はトートバッグとか手をふさぐものは極力持たない主義なので、いつもケースの中に楽譜を入れているが,それだとケースを立てたまま楽器を出し入れできないが,これなら,それが出来る。小さな事だが,ケースを立てたまま出し入れできるのは楽器の保護の点からも安心だ。楽器を傷つける要因の1つは,出し入れの時だからだ。今日練習する楽譜を電車の中で取り出して見たり出来るのも嬉しい。
3)ケースを横にしてハンドルを持って移動するとき,ストラップがぶら下がって地面に触るのが気になる(GEWAのストラップは登山用のリュックのように長さ調整が簡単でワンタッチでぴしっとボディに密着させられる,階段を降りる際も楽器を高く吊り上げたり活用できるし、ストラップとしてはGEWAを推奨する)が、このクッションがあると,その横に引っかけることが出来る。こんな事、気にしない人もいると思うが気にする人もいる。
というわけで、楽器を持って外出するとき気になっていた事はすべて解決。
このクッション、日本でも売っているかどうかは知らないが、ドイツから輸入しても約10日間で到着。価格は今は日本円も安いがユーロはもっと安いので、65.29ユーロ、送料含めて9000円強位。
ちなみに、音が良くてお勧めのエンドピンストッパー(Plante d'épine)が3月中なら2割引、日本で買う半額近い4700円だ。私は頼まれていたので1つ注文したが,一緒にどうでしょう。(^_^)
そうそう、どうでも良いことだが、私のチェロケースはBAM 社のものだが、ストラップをカラビナでケースに付けるようになっている(GEWA も同様)。これがガチャガチャしたりずれたりで実に不愉快だ。そもそもカラビナは登山用に開発されたもので、手袋をしたままかじかむような寒さの中でも簡単に確実にロープを脱着したりするためのものだ。やがてファッションアイテムとして使われるようになったのだろうが,チェロのストラップにいったい何故これがふさわしいのか理解できない。(先述の通りストラップは脱着がしやすいことより長さ調整が瞬時に行える方が良い。)なので、ともかく先日取り外して,細いローブでつなぐことにした。ストラップを脱着することなんかないし,必要なら切れば良いだけの話だからだ。どうも、チェロケースの制作者はいまいち工夫が足りないと思う。日本人が本腰を入れて作ったらもっと良いものが出来るはずだ。
いつも良いチェログッズを紹介してくださり、ありがとうございます。今回の記事を拝読し、同じクッションとエンドピンストッパーを購入しました。どちらも気に入っています。感謝いたします。
じつは私も一応チェロ中心のブログを書いています。一向に上達しない悩みばかり綴っている拙ないブログですが、この記事とリンクを貼らせていただければありがたいです。いかがでしょうか?
投稿情報: 涼 | 2015-05-06 11:48
こんにちは、2つもお買いになったのですか(^^;) 高いけど良いものです。リンクについてはご自由にどうぞ。(昔は、リンクしたら駄目だとかいうワカランチンがいましたが)
一向に上達しない、のは私も同じです。上達しないばかりか段々下手になるのを歳のせいにしています(^^;)
投稿情報: goshu | 2015-05-06 12:17
リンクをご了承いただき、ありがとうございます。
じつは控えの弦(ラーセン)も買いました。計算してみると普段買う店よりも安かったです。高価でなかなか買えずにいたので、このお店に背中を押してもらいました(笑)。いろいろと良い買い物ができました。重ね重ね、ありがとうございます。
投稿情報: 涼 | 2015-05-07 11:31