手の空いてそうなM先生を捕まえて,エレジーのアクセントの弾き方についてちょっとだけ質問。・・なるほど、でした。ついでにメトロノームは何を使っているか聞いたら,ほとんど使わない,あえていえばiPhone とのこと。チューナーについては,あまり使わない方がよい、それに凝り固まるとオーケストラなどの演奏の害になる、とか・・耳を使わないと・・。この4日間、隙あらば質問攻めに(^_^)
ところで、チェリストの1人の通称よだれかけを見ると,弦がいっぱい入って膨らんでいる。これは何かと尋ねたら、オーケストラで前の方のチェロの弦が切れた時、そっとその楽器が後ろに回ってきて,自分の楽器と交換して、弦を張り替えるためだそうだ。そう言う緊急事態は稀にではなく結構あるそうだ。ほ〜
さて、レッスンはホールと食堂で行われているので,食堂のレッスンは時々覗かせてもらう。ヘンデルのパッサカリアとかドビュッシーとかバッハ6番のプレリュード、グランタンゴ・・料理の支度をしながら時々覗いてみる。・・「危険な」指使いを安全なものにする工夫とか、左手が難しい時に右手がぶれると大変なので、弓は同じ幅で往復するようにとか。「弓は飛ばさないでもっと弾く,それで飛んでいるように聞こえる・・」プロのアドバイスを聞いていると、危険を避け安全に楽に弾けるような工夫が結構検討されている。工夫が大事。だいたい世の中の発明は怠け者ができるのだ。楽をするために工夫する。怠けるために努力する。
明日と明後日の夕方には,ソロやアンサンブルのコンサートがある。例年、人気で近隣の人が沢山集まってくる。私も1曲だけアンサンブルに加わることになっているので、さらわなくちゃ。ところで、S 先生から所蔵の弓を貸していただいた。細くて軽く持ちやすい,それでいて発音がしっかりと大きな音がする。こりゃいいや。「持って帰りますから」と念を押されているが、亡き父の遺言「人に金を貸すな,貸す時はあげたものと思え。{人の借金の}裏書き(連帯保証)をするな」。これで失敗する人間を沢山見てきたということだろう。そこで、今思いついた我が家の家訓、「借りたものは返すな」 うんうん
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