元はと言えば、この石は山中湖畔のグランドホテルが解体されたとき、床に貼られていたものをはがしてきたもの。はがしては貼り付けという作業を繰り返しているわけ。セメントをけちっている(言い方を変えればはがしやすくするため少なめにしている)ので、なかなか作業に時間がかかる。普通はセメントを貼ってから石を押しつけていくのだろうが、水で濡らした面に石の裏にセメントを塗って貼り付けるというやり方だ。だから、石の間にコンクリートがない。従って面は平らではない。よく、この目地の部分に黒く墨を塗ったりして化粧するのだが、私のやり方の場合、凹凸が影を作って目地が黒く見え、(離れて見れば)すっきりした外観になる、と言う見込み。全くの自己流だが、それにしても石とか木とか自然のものはどうしてこんなに味があり素晴らしいのだろうか。
それにしてもこれだけでも結構時間がかかるのに、熊本城の石垣の再構築には何年かかるのだろうか。
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