先月のイベントでチェロのレッスンで、どうしたら良い音で楽器を鳴らせるかのレクチャーがあり、そこで言われたのが、弓の毛を極端にゆるゆるに張り、開放弦でゆっくりと、圧力をかけないで、弦と直角に一点を弾くという事だけ心がけて、練習する、これを毎日数分間、1週間続けたら結果が出るとのこと。それを信じて始めたらこれが効果絶大。一緒に聞いて実践していた他の方からもそういう感想を聞いたので、きっと本当に効果がある。
毎日練習の前にこれをやりそれから音階練習を少しして、アリオーソを弾いてみると安定して弾けるのが分かる、白鳥でも同じ、こういう曲は、弓が安定していることが重要なので、試してみると分かる。それから、今やっているバッハの4番、前は、弦の反発を受けて深い良い音で鳴らすのが難しく、思わず力が入って強弱もニュアンスも付けるのが難しかったが、このゆるゆるボーイングをやってから楽しく練習出来るようになった。
考えてみると、私の場合、ボーイングは発音が一番大事だとばかりそれだけ気をつけていたのは悪くはないが、その後、音を持続して出す事の訓練がなかった気がする。ロングトーンでも、しっかり大きな音でと心がけるとやはり無理に圧力をかける事になり、この、ゆるゆる弓で無理な圧力はかけられない状態で、安定した音を持続的に出すという訓練?は、理屈はともかく実際的に効果があるようだ。弓にも楽器にも負担をかけないで自然に楽にあるがままの音を出すということか・・。低音のハイポジションはどうしても力を入れないと鳴らないしつぶれた汚い音になってしまうけれど、それが間違い。無理矢理求める音を出そうと力に任せるのは逆効果。焦らない、無理をしない・・・本当にボーイングには色々な要素があり、ある種分解して練習するのも意味があるのかな。
考えてみると、私の場合、ボーイングは発音が一番大事だとばかりそれだけ気をつけていたのは悪くはないが、その後、音を持続して出す事の訓練がなかった気がする。ロングトーンでも、しっかり大きな音でと心がけるとやはり無理に圧力をかける事になり、この、ゆるゆる弓で無理な圧力はかけられない状態で、安定した音を持続的に出すという訓練?は、理屈はともかく実際的に効果があるようだ。弓にも楽器にも負担をかけないで自然に楽にあるがままの音を出すということか・・。低音のハイポジションはどうしても力を入れないと鳴らないしつぶれた汚い音になってしまうけれど、それが間違い。無理矢理求める音を出そうと力に任せるのは逆効果。焦らない、無理をしない・・・本当にボーイングには色々な要素があり、ある種分解して練習するのも意味があるのかな。
思えば、脱力とか言われるけれど、そういう風に「心がける」だけでは、なかなか結果が結びつかない。修行のように何年も念じてやるだけということが多いが、このゆるゆるボーイングは、すぐに結果が出る(と思う)。もちろんこれは基礎の基礎だから、発音や、重みを乗せる事は実際には大事な事だ。でも、普段のレッスンではなかなか基礎の基礎を点検することは少なくなっているものだと思う。曲ばかり進んで、いつまで経っても納得出来る音にならない人が多いのではないだろうか。どんなに名曲が弾けてもスカスカの音では意味が無い。
今は、ホールで練習しているので、その効果も絶大(^_^) 何にせよ、練習は楽しくないと駄目。
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