昨日から3泊のチェロ合宿。朝から,食堂で幻想小曲集のレッスン。とても興味深い。第3楽章,移弦しながら駆け上がっていく部分、弓が暴れてバッテンになる、弦と直角に保つために,右手の中指から小指にかけて意識する。指で弾き始め腕の動きに移行してクレッシェンドする・・。跳躍とアーティキュレーションがこの曲は大事・・。
その後は、バッハ5番の前奏曲。Cの響きを良く聴いて共鳴するように,良い音を探す。アタックしないで息を吐きながら深々と・・音程、半音をよく聴く・・音を分けない,前の音に乗っていくように・・etc ビバルディのソナタ第5番。楽器を十分鳴らす、pでも十分鳴らしてから・・etc
夕方5時からはコンサート。私もぶっつけ本番で最後のチェロアンに参加することになっているはずだが,予定を見たら本当にゲネプロがない。・・ま、いいか。
このあと夕食準備のため退席。アンコールで八木節をチェロアンでやっていました。
しかし、年々ではなく日に日に下手になる。もうチェロなんて弾くのやめようかとちらっと思うことが度々ある。憂鬱だ。時々そういう気分になる。そうなってきたら,ホールでバッハを弾く。これがリハビリに最適。バッハを弾くと,下手だろうが何だろうが,そういうちっぽけな人間の思い煩いから解放される。そもそもは何も弾けなかった所からスタートして今日まで来たのだ。何もなかったときのことを考えたら,下手とか何とか言ってるのは考え違いというものだ。ありがたい事が沢山あった,それを忘れたら罰が当たる。
コメント