A線だけパーマネントだったが、これで問題はなく不満もないけれど,まだ、試していないA線のガット弦の具合を確かめるため,ピラストロOliveを注文。早速付けてみたが,伸びる伸びる(^_^) 安定しない状態で弾くと、風邪をひいたような音が中音域でする。音域によって音が大きくなったり風邪ひいたりしてるような感じ。
それにしてもパーマネント弦がすっかり定番でお気に入り、どんな楽器でも付けてみると満足できる。私の楽器では、柔らかくて張りもある、高域には艶があり明るく良く伸びる、という印象。低音をガットにすることで、音が更にふくよかになり弾きやすくなった。現在A線だけがパーマネントで、後はガット弦のピラストロGOLDだが、音のつながりも違和感がない。・・と思っているのは私だけで、聴いてる人にはどうなのかは分からない(^^;) だが、一説によればこのことが肝心でそれが演奏のパーフォーマンスに大きく影響するらしい。ストラドもスズキもブラインドでは素人には差が分からなくても弾いている本人にはよく分かっていてそれが演奏に影響を与えると言うことだ。
先日、コンサートの帰りに仲間と食事した際、弦や弓の毛をどれくらいで取り替えるか、という話になった。練習量や環境にもよるのだろうが、私は、最長でも9ヶ月位、といったが、2年も替えていないとか、ともかく、あまり替えない人の方が多かった。弦を取り替えると音がよくなって替えて良かったと思うが、定期的にはやらないらしい。楽器の調子が良くないと感じて、調整に出そうかなんて考える場合、その7割は、弦を新しくすることで解決するらしい。つまり、私の場合、半年過ぎてしばらくすると、鳴りが悪く感じるので、1年を待たずに弦を取り替えることにしている。チェロを楽しめる時間は限られているのだから、できる限り最高の状態で楽しみたい。年間で2,3万円をけちってどうするんだ。・・よーし、来年こそマッタケを食べるぞ!っと・・(^^;)
その後
A線は2日間オリーブを試したけど、やっぱりパーマネントに戻した。
D線もパーマネントにしてみたら、D線そのものは、パーマネントの方が(特に高域で)ガットより良いが、A線の響きが物足りなくなってしまう。再び、D線をガットにしてみると、全体にふくよかに暖かく鳴る。特に第1ポジションの音が良い。A線も良く響く。
張った弦の特性だけでなく、楽器全体の鳴り具合への影響も大きい。
これはどういうことか、考えたが、ガット弦は張りがパーマネントに比べればかなり弱いので楽器への負担が少なくなる。古い楽器なので、締め付けるような圧力がかかるよりは柔らかい方が楽器自体が倍音豊かに鳴るのではないかと思う。3本をガットにする事で楽器への負担が軽くなった効果があるのではないだろうか。
なので、私の楽器(オールドイタリアン)の場合、A線1本のみスチールで後はガットというのが、バランス的に絶妙、AD2本スチールではきつすぎる、と言うことだと思う。
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