数年前、スペイン旅行したとき、バルセロナの港で食べたパエリアがおいしくて、すっかりパエリアファンになった。スペイン料理はそんなに難しい事はなく、素材さえ良ければ誰でもおいしいのが出来そうだ。とはいえ、サフランが手元にないのでついつい作りそびれる。今回2回目。
土鍋で思い出したが、(また、昔話)、42年前、結婚したばかりの頃、北海道の1DKの焼き鳥屋の2階のアパート。トイレはくみ取り式、風呂も洗面所もない・・その上、今考えると本当に私は質素と言うよりけちとしか言いようがないが、テレビはカラーじゃなくて14インチの白黒を買い、炊飯器はなしで横川の釜飯の釜でご飯を炊かせていた。今更後悔しても仕方ないが、結婚生活に夢を見ていただろう妻の期待を殆ど全て裏切って全く申し訳ないと慚愧に堪えない。なので、55歳を過ぎた頃から、妻の望みはすべて叶える大転換している次第。
今回中に入れた具は、鶏もも肉、ヤリイカ、海老、ホタテ貝、ムール貝、パプリカ。ニンニクは、乾燥ニンニクをもどして使うのが面倒がなくて良い。イカは余ったので翌日の昼にお好み焼きに入れた。イカとかたことか味の決め手。これがないと物足りない。レモンも買って置いたのだが、普段使わないので、使うのを忘れてしまった。
しか〜し、あまりにおいしいので、1合半炊いたご飯を殆ど平らげてしまった。普通は、2人で1合炊いて、1日半もつのに。これはダイエットの敵だ。
追加:翌日、今日は土鍋で筑前煮。お肉料理は、ふるさと納税でゲットした近江牛ハンバーグ。
筑前煮は人それぞれ各家庭で色んな作り方があるが、我が家というか私が作るのは、材料は、鶏のもも肉(金沢の治部煮は衣を付けた鶏肉と、湯葉が入るのが特徴、と言うか、そこが違うだけ)、ゴボウ、にんじん、レンコン、こんにゃく、大根、天日干しした椎茸、最後に絹さや。最初は、北京鍋で少量のごま油で、全ての材料に香りを付けて表面を少し固めておく、砂糖、みりん、酒、白出汁、半量の醤油、水を入れ、火にかけてあくを除いてから、土鍋に移し、石油ストーブのうえでコトコト煮る。ちなみに、砂糖でもみりんでも良いが、砂糖を多めにすると、ハッキリしたがつんと言う味になり、みりんを主にすると品の良い甘さになる。彼氏をうならせたいときは砂糖を主体にすると良い、と京都のある居酒屋のおっちゃんが若い女性客に講釈してた(^_^)
ちなみに、長女に言わせると、出汁や肉を入れるのは邪道だ、野菜だけでおいしいじゃん、となる。そんなこと言ったって、老人家庭ではこれだけで主菜になる場合もあるんだし・・
ついでに、ご飯を炊く土鍋です。2合用です。二重蓋になっています。9分炊いて15分蒸らしてできあがり。1度使ったらやめられません。
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