先日、植え替えたばかりの合歓の木の苗木が掘り起こされ直径30cm深さ30cmくらいの穴がピンポイントで綺麗に掘られていた。堆肥を埋め込んであったのでそれを狙ったようだ。以前から、時々、あちこちの苔がちょっとずつめくられていて、猫かリスかカラスか・・分からなかったが、これで分かった。犯人はアライグマに違いない。そこで早速市役所に電話して罠を持ってきてもらって設置。ただ、昼間は、猫が入るかも知れないし、第一、道から見えるところに設置すると観光客がわいわいうるさいので、昼は見えないところに隠して夜になったら仕掛け、早朝撤去という事を繰り返すことになる。餌は猫が来ないようにリンゴとかバナナが良いというので、それで試すこと2週間。なかなか引っかからない。あきらめかけた貸出期限の2週間後、久しぶりに雨が降った。雨が降れば敵も油断するだろうし、敵の気持ちになって考えると寒いから何か脂っこいものが食べたいに違いない。そこで鶏のもも肉の脂付きの皮を使ってみた。
作戦は図星で、朝見ると、かかっていた。思っていたより大きい。回収業者に電話して取りに来てもらったら、なんと、アライグマではなく狸だとのこと。アライグマは目の上が真っ白だそうだ。アライグマは外来害種だが、狸は保護動物なので、放して下さいという。え〜っと思っていたら、よく見ると病気にかかっているようなので、他にうつすといけないから獣医さんに見てもらって治療後動物園に引き渡すとのことで、お持ち帰り頂いた。
お隣さんの畑も堆肥を植え込んでおくと何者かが掘り起こすと言っていたので、犯人はこの狸だろう。
うちの合歓の木は、近所の大木(なんと言うことか伐採されてしまった)から種が飛んできて未生で生えたものを大事に育てていたものだ。狸は、お構いなしにガバッと掘ったので綺麗に飛ばされて苗木は殆ど無傷であった。これを期にもっと日当たりの良い南側の庭に植え替えた。
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