娘が応援にやってきたので、裏山の絶壁を上って木の伐採。隣近所3軒で、概ね植木屋さんに頼んでやってもらっておいたがさらに追加。安全ロープを張っているが、急勾配で下は砂地で登るのはロープ以外に支えもなくなかなか大変。下から見るのと上から見るのではかなり違う。
それにしても登ってわかったが、プロの仕事はすごい、まるで公園のようにきれいに整頓されている。自分の庭で山登りできるというのも(近くのお寺の山だが)楽しい。もうちょっと勾配が楽ならピクニック気分で上でランチでもしたい感じ。
日当たりのよくなった崖の斜面にはヤマユリが3株伸びてきている。さらに、数カ所にノウゼンカズラを移植しておいた。数年後には、オレンジの花が見られるだろう。今は露出している山肌も1年後には緑に覆われているだろう。
里山は適切に管理されて人間と共存する自然を保つ。考え違いの自然保護は、意味がない。おかしな自然保護という名目の規制を振り回して荒廃していく愚かさ。鎌倉化粧坂(けわいざか)は、鎌倉時代の重要な交通路だった7つの切り通しの1つだ。盛んに人や馬が往来し茶店もあったようだ。が、急な坂道だから、次第に岩盤の上の土が落ち岩盤が露出してかなりの段差のでこぼこ道になっている。山の絞り水でしめっていて滑りやすい。もはや和服で登るのは困難だ。この土を戻して歩きやすくしたらよいと思うが、環境保護ということで駄目らしい。そもそも道路なのだし人間が崩した土を元に戻すのは当然の理だと思うが・・。富士山登山道の砂走りでも落ちた砂を戻すのは環境庁が許可しない。自然保護だと言っている。だからあちこち岩が露出して危険である。人間が破壊したものをそのままにどんどん続行するのが自然保護だという。木も切るなということで管理すらしないから、やがて成長しすぎた木が岩を砕き崖崩れが起きて、切り通しが通れなくなったりやがて消滅したりするだろう。手つかずの大自然をそのままにしておくことと、人間と共存できる自然を守ることは別であろうと思うが・・山林を伐採してマンションを建てるのとは訳が違うのだが、この訳がわからないらしい、というより法の字面以外関心がないのだろう。楽譜に忠実だが音楽に関心がないのと同様。(ちなみに今回の間伐はお寺と市の事前許可も得ている。)
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