一昨日、久しぶりに夕方山中湖に戻ってみると、水が全く出ません。井戸ポンプの配電盤をリセットしてもすぐ切れてしまいます。お客さんも来ることになっているし、水がなければトイレもお風呂も、お茶を飲むことも手を洗うことも出来ません。当たり前、ですが、どうしよう。
懇意にしている設備屋さんに電話した所、社長がでて、ともかく来てみてくれるとのこと。すぐに来てくれたものの原因がわからない、で、翌朝、部品や道具類を持って再度来てくれました。結局、井戸の水中ポンプが故障して(多分砂を噛んでモーターが焼き切れた)、交換と言うことになりました。今から十数年前にも(その時は夏の繁忙期で大騒ぎでしたが)交換したことがあり、ほぼ15年で寿命が来るようです。井戸は、富士山の岩盤をくりぬいて70mほど掘り、水中ポンプはその上10mほどの水中に入っています。そのポンプを引き抜いて交換するので、櫓を建てて工事します。ポンプは注文生産なので、2週間くらいかかります。
名案その2、と言うほどのことはなく、最初に気が付けば何も問題ないのでしたが、実は、昔隣の別荘を建てるとき、井戸を掘らなくてもうちのを回して上げようと言うことで、配管して供給していたのです。それが、数年前、自前の井戸を掘ったのでした。その時、うちからの配管を廃棄するかどうしようかとなったとき、いざというときのためお互いのために、バルブを閉めるだけで、配管は生かしておこうということにしたのでした。今が、その時です。バルブを開いて、これまでとは逆に、お隣さんからうちに供給することになった次第。水勢は前以上に勢いよくでて、全く支障がありません。どうしてこのことに最初に気が付かなかったのか・・・残念。
しかし、何とかなって良かった。この田舎の山の中で暮らすに当たって何でも自分で出来なければ困るので、多種多様な業種の様々な道具を買いそろえ、工事が入ればその仕事を横で見ながら質問したりして技術を教わってきたのですが、今回の処置も、何も知らなければ、パニックになって終わりだったでしょう。その設備屋さんと話していて、息子は何もしないと言うので、うちと同じだと意見が一致。近頃の子は、ものを作ったり、機械いじりをしたり、自分で頭を使って工夫すると言うことをしないようです。便利になりすぎるのは考え物。
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