このところスピッカートの練習をしている。で、昨年購入したカーボンファイバー製の弓、アメリカ製のCODA BOW DIAMOND SX というのを使うと,弾きやすい。日本で正価が10万円前後のようだが、ドイツでバーゲンがあり5,6万で買えた。DIAMOND シリーズには,いくつかグレードがありSXは上から二番目だが、最上位のGXと比べると音量はちいさくなるが音色はこちらの方が良いという評価。(愛用の中国製の鼈甲弓と比べると)音色はともかく、何しろ軽くて強い弓で操作性がよい。カーボン弓は、改良が重ねられて、かなりよいものが出来るようになったとのこと。何しろ丈夫だから、オケの練習なんかでは落とそうとぶつけようと安心なので,愛用している。
スピッカートの練習法は,いくつかあるようだが、弓の性能が悪くては難しいようだ。剛性の強いカーボン弓だと弓が勝手に弾いてくれる感じで,コントロールだけ気をつければよい。これで練習しておくと畳用の「べっこう弓」でも勘所がつかめるようになる。段々実感として分かってきたのは、弓は軽く持ち,弓の弾力に任せて指先だけで弾くように,人差し指と薬指で交互にやじろべえのように弾けば良いようだ。
ボーイング技術の練習は,ただ何となくやっていても上手くはならないので,テーマを見つけて,合理的な練習が必要なようだ。セヴシックのボーイングエチュードの最初の部分が基本のようだ。やっぱりサボらないでコツコツ続けないと元の木阿弥。歳をとってくると歩くのでさえ困難になってくるので、筋トレが必要だし,肉も食べないと筋肉は減る一方・・と言うことだから、チェロの練習も色々と生活面でも心がけが大切のようだ。
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