明日は3月11日、7年前のあの日のことはよく覚えている。午後1時30分、原宿のある障害者施設でボランティアコンサートを行っていた。皆に喜んでもらえて楽しいひとときだった。最後の曲は、ドラえもん。
演奏が終わって,車で表参道に出た所で激しい揺れが襲ってきた。それから、鎌倉まで国道1号線を7時間、信号の灯りは消え商店は閉まり,歩道を沢山の人が歩いて帰宅しようとしていた。その時はまだ、原発のことは思い浮かばなかった。それからが悪夢の本番だ。
数日後、あまりのことに唖然とするしかなかった。その時、追悼の意味を込めてバッハのコラール「我が心は切なる願い」BWV727を弾いた。
戦争の記憶も震災の記憶も、どんなに不都合であっても実際にあったことを過小評価したり無かったかのようにする事は許されない。
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