明日はちょっとした面倒な?イベントがあるので、畑仕事もそこそこに楽器を出して練習してみた。けれど、なんだか音が良くないなぁ、今日は朝から蒸し暑いせいだろうか、それとも弦がへたったのだろうか。弦を張り替えてみても余り変わらない。念のため、駒の位置を確認したら、(この楽器の場合は)本当は肩口から402mmの所にあるべきなのに数ミリも後ろにずれていた。そこできちんとセッティング。モヤモヤした音が解消された。
駒が傾いていないかどうかは毎日チェックするが、駒の移動はずっと安定していたので、チェックしていなかった。こんなにずれるのは珍しい。このところの気候の急変のためだろうか。知らないうちにぶつけたのだろうか・・気をつけよう。
ところで、このチェロは表板の膨らみがとても大きいので、駒は簡単に動いてしまう。だから、いつも小さな巻き尺を持って歩いている。駒が曲がろうがずれようが気にしない(気が付かない)人も結構いるようだが、音量ばかり気にして音色を気にしないでチェロ弾くなんてシンジラレナイ。2,3mmずれたら音が変わる。自分の出している音をよく聴く事は、結構難しくてとても大切なことだと思う。自分の出している音の小さな変化を聞き分けるのも訓練だろうし、それをしないと、美しい音色もビブラートもものにならない気がする。音色は、弦を変えたりエンドピンを変えたりして外から付け加えることは出来ない。元々自分が持っている音の中から磨き上げ研ぎ出して行くものではないだろうか。自分にないものは出せない、人のマネをしても駄目、只ひたすら、自分の中から探し出す・・そんな気がする。
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