本棚を整理していたらチャイコフスキーのメロディの楽譜が出てきたので、弾いて見た。これは、カザルスのレパートリーの1つ。カザルス以外の演奏を聴いたことがない。近頃では小品と言えばピアソラとかがよく弾かれるが、こういう19世紀的な曲は聴くことが殆ど無くなった。・・と思っていたら、N響の渡邊方子さんのCDに収録されていた。小品では、演奏者の好みや感性などが正直に出てくるもの、素晴らしい!
色んな曲があって人それぞれの好みがあるが、私は美しいもの、美しい曲、が好きだ。皆もそうだろう、当たり前だろうと思っていたが、そうでもない。近頃の人が熱を上げるような曲やグループが、私にはその理由が分からない、歳のせい?生活環境の違い?
このCDに収録されている曲は、かつての?クラシックの美しい名曲ばかりが集められている。今風の売れ筋ではなく、演奏家が心を込めた愛奏曲集という感じ。近年の殺伐とした世界に潤いを与えるような曲だ。
このCDに収録されている曲は、かつての?クラシックの美しい名曲ばかりが集められている。今風の売れ筋ではなく、演奏家が心を込めた愛奏曲集という感じ。近年の殺伐とした世界に潤いを与えるような曲だ。
「懐かしい土地の思い出」というタイトルの作品42の第3曲。1,瞑想曲、2,スケルツォ。3.メロディ 元は、バイオリンとピアノの曲。(1878年、38歳の作曲。)
所で、「メロディ」と言えば、一世代前なら ルービンシュタインの「ヘ調のメロディ」が真っ先に思い浮かぶだろうし、ちょっと前なら、玉置浩二の「メロディ」〔♫・・あの頃は何もなくて、それだって楽しくやったよ・・)が浮かぶだろう。いずれも、叙情的で定番のちょっと懐かしいイメージがある。メロディなるタイトルで曲を作るのはおいそれとは出来ないだろう。チャイコフスキーはどういうイメージでメロディを書いたのだろう。そもそも最初にメロディというタイトルを曲に付けたのは誰なのだろう・・。〔例えば、無言歌は、メンデルスゾーンの発明だし)
思い付きだけど、渡邊方子さんのCDのタイトルは「オリエンタル」なんだけど、「メロディ」とすれば良かったのに・・・
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