さて、今回のもう1つの目的。京都迎賓館見学。NHK TVで迎賓館の管理や職人のことを詳しく解説する番組を見て以来、ずっと来たかった所。
まず地下に案内されます。気分はルーブル美術館に入るときのよう?ですが、広い道を降りていくとそこは、サントリーホールの地下駐車場のような味気ないコンクリートむき出しの場所。この地下は撮影禁止とのこと。犯罪対策でしょうか。
1時間に1回づつ、案内人が随行して詳しく説明をしてくれます。所要約1時間。正面玄関から、大きなケヤキの1枚板のドアが開かれ中に。もう、中は現代の超一流の職人による美術工芸品の塊。東京の皇居を造営するときの職人の話を聞いたことがありますが、現代で、こうした古い伝統工芸を継承する場所はこうした所しかないのでしょう。
目を見張るものばかり。素晴らしい!
大きな池を囲むように建物が並び、どこからでも庭が美しく眺められる。石1つでも、昔の五条橋(今の松原橋)に使われたものなど由緒あるものだ。
3月には、この中で1番広い藤の間で、瓢亭による話と京料理を味わう催しがある。早速申し込んだが、50人限定で多分抽選となり、くじ運がすこぶる悪い私は当たらないだろう。
しかし、四季折々の庭を楽しむため、また訪れてみたいし、まだ、行ったことのない人は是非お勧めしたい。予約なしでも、見学できる日もあるだろう。
迎賓館を出た後、御所の蛤御門の南側の梅園に寄ってみた。ベンチに腰掛けている老夫婦がいた。梅はまだ咲き始めではあるが、ほのかに楽しめる。
コメント