BAMチェロケースの修理

私の愛用しているチェロケースBAM HightechSLIM  2.9Kgの鍵が壊れた。ケースの下の裏側だから、1つくらい壊れても別段支障はないけれど，密閉性の問題が出るかも知れないので、直すことにした。ネットで調べて、　BAMケース専門店というところに、問い合わせた所、キーの在庫があるとのことで，送ってもらった。3500円也(送料税込み）ケースを送って直してもらうと15000円(送料込み？）ということなので，自分でやることに。ケースで一番多い故障はこのフックの部分で、もう1つ持っているBrack Caseは持ち込み修理で鍵1つ工賃込みで5000円だった。

年金生活なので，なるべく安いに越したことはない。3日ほどして、部品が送られてきた。鍵が3つ入っていたが，この部品には鍵穴がない。ま、鍵なんか全てのフックに必要ないし，そもそも意味があるとも思えない。

この部品の取り付けは、ネジではなく、リベットである。そこで，リベット工具を購入。2000円もしないし、今後色々と役に立つので無駄にはならない。(てな調子でうちには，多種多様な各種工具がそろっている。日曜大工用品、電気工具、設備工具、農業用、土方用、林業用・・・出来ないことは何もないくらい）

まず、既存のものを取り外すには、ドリルでリベットのふたの部分の穴に差し込んで少しずつ削り回るようになったらペンチで引っこ抜く。ドリルは、簡単なもので十分。余り強力なものだとかえって熱を持ってケースを傷つけるかも知れない。蓋が取れれば，簡単に外せる。

次に、送られてきたリベットを差し込んでカシメれば終わりだが、初めて使うので、なかなか厄介。この部品に取説はないので、最初の1本は間違って逆さまに付けてしまった。(^^;)　構造が分かれば後は簡単。ワッシャーは，両側から挟むのではなく、2枚重ねて使う。あっという間に取り付け完了。付いてきたフェルトのカバーを付けて，新品同様。

1度やればもう簡単なので、これからやる方はご一報ください。長くケースを使っていればいずれやることもあるでしょう。

あと、この調子で、ショルダーハンドルを付けてみよう。しゃれたハンドルを探すこと、強度と美観を考慮した取り付け方を考えなくては・・。もし、失敗したら･･そういう心配は殆どしたことがない。案ずるより産むが易し、失敗しても誰も死なない。