一企業30年といわれるが今年35年目。この間大病もせず無事にやってこられたのは運が良い。しかし、設備産業だから様々なものが耐用年数を過ぎて修理・交換が必須。何とかごまかしてやってきた食器洗浄機も循環パイプのゴム管が破損。昔の機械だから、もう部品もないし製造会社もない。新品で100万を超えるものだし、中古でも実質50万近くはかかる。こうしたことはよそでも同じでこれが度重なるともう設備の更新を諦めて廃業に至るところも少なくない。
手洗いで半年頑張ってきたが、洗浄機は必需品だから、何とか自分で修理しようと半年間代替部品を探してようやく16000円で見つけたが、同じように探してくれていたなじみの設備屋さんがほぼ同時に別のものを見つけて持ってきてくれた。800円だ。しまった、15000円も損した!
今日は、ホールのトイレのウオッシュレットから水漏れ。朝、お客さんから言われ、なじみの水道屋さんに電話したら30分もしないで駆けつけてきてくれた。結局、新品と交換。本館2階のトイレも昨年全部新しくしたばかり(40万かかった)なのに、またまた出費。
台所では、ガスレンジが、あちこち具合がわるかったのだが、ついにオーブンが途中で火が消えてしまうという症状で、もう使えない。オーブンコンベックは別にもっているが、ローストポークなどはこれでないとおいしく焼けない。設備屋さんと相談して新品と交換することに。これがほぼ儲けなしの特価で約30万。壊れそうで壊れていないのはボイラーだけ。
水難事故?や車や設備の更新などが続いてこの2年大赤字だが、悪いことばかりではない。
このところ、知り合いのペンションも続々廃業。そのためかどうなのか、今年はお客さんが増えている。設備屋さんや酒屋さん、色々な長い付き合いの業者も、浮気もせずずっと値切ったりしないで(^_^)付き合ってきたから、何かあればその日のうちに駆けつけて応急処置をしてくれたり、工事代をまけてくれたり助かっている。お金は掛かってもサポートが受けられる、これは心強いことだ。長いこときちんと付き合うことはお金には代えがたい。
あと5年は続けて廃業資金を貯めなければいけない。資金の手当てもしないまま廃業すると、その場はそれで良いが後々大変なことになると思うからだ。 今、全国のあらゆる企業が、存続の危機を迎えていると思われる。事情は似たようなものだろう。手を加えて先の見込みのない仕事を続けるか、今このまま廃業するか(といっても廃業は簡単ではない)。バブルだの、中国人の爆買いだのの僥倖があれば別だが、どっちに転んでもろくな事はない。私の選択は、良いことだけを考えて楽しく工夫して頑張るというお馬鹿な方法。最後までの見通しを立てることは不可能なのだから、生きている間の時間、今の時間をどうするかが大事。直すべきものは直し、良い状態を保って、価値を維持する(何しろ、外装・内装・設備どれも新品同様だ(^_^))、・・青い空、白い雲、そのうち何とかなるだろう。
植木等の歌、いいですね。
投稿情報: まりんきょ | 2019-08-18 14:54
まりんきょさん、今晩は。植木等の時代は高度成長期、なんとかなった、ですね。ただ、個人的に後ろ向きになったら解決できるものも解決できなくなるので、嘘でも明るく前向きに行きましょう。
投稿情報: goshu | 2019-08-18 19:52