昨日(2/5)、ギア内蔵ペグをいつもの職人さんに取り付けてもらった。京都土産のお寿司をプレゼントしたので・・(^_^)v
2時間掛かるかもというので、車で5分位のデニーズで時間を潰した。デニーズはデザートが充実していてこういう時良い。クリーム白玉団子290円なり。それはともかく、この優れものについて少し詳しく記録しておこう。
自分で付けたくても調整が必要になるので最初から職人さんに依頼した方が良い。通常なら、2〜3万円程度か。既存の穴を少し削るか逆に埋め戻すかで、ともかく、フィットするように調整して押し込んで、余りの先端部分を切り落とす。これで完成。動くのはつまみの部分と軸の弦を巻き付ける部分だけが回転する仕掛けでその他のペグの軸は押し込んで固定されるので、冬の時期乾燥してペグが緩んで駒が倒れると言うことは無くなる。
動きは軽く滑らか、1:8のギアで、微調整が簡単に出来る。ただし、弦を交換して取り付けるときは手が疲れる位巻き取らなくてはいけない。それがイヤだと言う人には、巻き取り用のハンドルも別売されている。私の場合は、先端から巻かないで、ビロンと引っ張り出しておく。気になればカッターで切れば良い。ちなみに、弦をペグ軸にどれだけ巻き付けるかで音が変わるのだが、今回のペグの場合、試して見たが、差が感じられない位よく響くので、これはどうでも良い、と言うことが分かった。
問題の音について。取り付け初日は、やたらによく響いて別人チェロだったし、何か金属的な響きがあってイヤな感じだったが、2日たって、現在は、金属臭は消えて、響きだけが残っている感じ。ホールで響くような大きさに変化。発音がやたらに良くなって広いところで弾きたくなる。多分音色などはこれからも段々となじんで落ち着いていくのだろう。何事もエージングが必要。
と言うわけで、失敗したから取り外しという事態にはならなかった(^_^)
余計な不細工なアジャスターが全て無くなったのは嬉しい。昔は皆これだった。48年前、習い始めに使っていたスズキの普及品はペグの作りが悪くいつもペンチを持ち歩いていた。その後プラスティック製の安価なアジャスター付きテールピースが普及し、テールピースも変遷を経たが、こういう方が良い。
今日はオケの練習だったが、チューニングの際つい習慣で右手を伸ばしたりしたが、弓はしっかり持ったままペグでチューニングするのは弓を誤って落としたりしないし良い。
ギア内臓ペグに変えた理由を教えてください。
投稿情報: つぼ | 2020-02-13 17:16
つぼさん、今晩は。前にも関連記事は書いたと思いますが、テールピースに付いているアジャスターネジは、ない方が良い音がします。付けるなら、チタン製とか、クロームモリブデン鋼とかにすれば、良い音になります。ネジを付けたり外したりクローム製にしたり1本ずつ確認してみましたが、結論は、ネジはないほうが良い、と言うことです。ご自身でお試しになってネジのあるなしで音が変わると思われるかどうか、特に差が無ければ私のアイデアは無用です。第1の理由は音がよくなるということ。それにこのペグにすれば、すっきりネジキットがテールピースから消えて見た目もすっきりで、気持ちが良いです。それが第2の理由です。第3の理由は、乾燥期ペグが緩むと言うことが無くなる。
また、理由ではなく結果論ですが、音が大きくなります。練習が楽しくなりました。この理由については、また考えて見ます。
投稿情報: goshu | 2020-02-13 19:30