弦を巻くとき、どこから巻始めるか、どれだけビロンとヒゲ?を出すかで、音が変わる、というのは、実験してみた人も多いと思う。ヒゲが伸びてビロンビロンしているのは格好悪いから、普通は、端から巻いて綺麗に箱の中に収まっている。けれど、ギア入りペグを使うと、ギア比が1:4とか1:8だから、端から巻くととても時間がかかる。なので、なるべく巻数が少ないように、ヒゲを長くする。最初のギア入りペグのWittnerの時は、巻数を少なくしていたが、Knillingでも同じようにすると、なんだか倍音が鳴らなくて硬い音がする。
どうしてこう言うことが起きるのか、巻数を減らして余った弦が空中にぶらぶらしている状態では、楽器に掛かる弦の重みが減る筈だ。またはペグへの振動の伝わり方が変わるのが原因か。巻数によって音が変わることに他の原因があるのだろうか・・・科学的な説明が欲しいところ。
てなこと言いながら1日、あぁでもないこうでもないとやって、やっとベストの状態に到達したのでバッハを弾いてみる。バランス良くなってやる気になる。この際、コロナやってる間にバッハを練習することにする。
所で、ギア内蔵ペグのこと。
WITTNER(ドイツ製)とKniling(アメリカ製)の両方を付けた経験では、どちらも音が大きく響きが明るくなる。
取り付け方はWittnerのほうが、詳しくは省略するが、簡単。見た目や操作性はKnillingのほうがスマート。微調整はどちらも同じようなもので好みの差。Knlllingはギア比が1:4だが、巻き付ける軸の部分が細いので、実際には似たような感じ。どちらにせよ無段階というわけには行かない。形状的には私の好みは普通のペグに近いKnilling。
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