今日はメンバーが少し少なかったので、曲の解説的な話を交えた練習でした。モーツァルトの死後しばらくたってからの音楽評論では結構けなされたりしていた。
その理由は、転調が多すぎるし、クレッシェンドになったり弱音になったり、その表現が野蛮であるというようなもの。この評が正しいかどうかは別として当時の人達への印象は、その当時の音楽としてはダイナミックすぎたのかも。・・ということを考えて弾かなくてはならない。何となく綺麗に弾くのではなく、アクセントもありクレッシェンドもある、作曲家の意図がはっきりある、ということ。・・・
又、この頃はまだ音楽の文法というか常識というものがあって、黙っていても誰がみてもこのように弾く、ということが決まっていた。そういうことは当時書かれたバイオリン教本などを読むと色々と分かる。丸点のスタッカートは、その音価の半分の長さに短く、縦棒のスタッカートは更にその半分で弾く・・などなど
わざわざ何かを楽譜に書くと言うことは、明確な意図があってわざわざ指定しているのだから、その点を注意。スラーを付けて弾くのが普通の所最後はスラーでなくスタッカートになっていたら、それはわざわざそうしたのだからスタッカートが効果的になるように意識する・・・・・
第2楽章は、アンダンテ。元はアンダンティーノだったものを書き直した。その意図は・・アンダンティーノは当時の解釈ではちょっと歩くように、だから、ゆっくり、それをアンダンテ(歩くように)に直した。だから心持ち軽やかに前に進む感じを出す・・・
などなど面白い話を伺いながらの練習でした。モーツァルトの楽譜はシンプルだけどとても味わいがあり、転調の効果も素晴らしく、時に青空を垣間見るような明るい和音が鳴ったりして、実に楽しい。・・
けれど、個人的感想だけど、演奏はシンプルだけに難しい、透明な音がしなくてはいけないし、パートの中で濁った音が出ては駄目。更にもっと重要なのはテンポ感。どんどん前に前に流れて行かなくては。そのためには音の形をよく考えてフレーズがつながって淀みなく流れるように、勢いがあるように。無機的に弾かない。(大きな声では言えないが、まだ初見状態なのでわかってないけど)音楽の形が見えて弾いたら楽しいでしょう。実はこの1ヶ月ほど体調を崩し、病院で精密検査を受けたりして、やっとチェロも楽しく弾けるようになってきたところ。今日の練習は楽しかった。
(H Vc)
又、この頃はまだ音楽の文法というか常識というものがあって、黙っていても誰がみてもこのように弾く、ということが決まっていた。そういうことは当時書かれたバイオリン教本などを読むと色々と分かる。丸点のスタッカートは、その音価の半分の長さに短く、縦棒のスタッカートは更にその半分で弾く・・などなど
わざわざ何かを楽譜に書くと言うことは、明確な意図があってわざわざ指定しているのだから、その点を注意。スラーを付けて弾くのが普通の所最後はスラーでなくスタッカートになっていたら、それはわざわざそうしたのだからスタッカートが効果的になるように意識する・・・・・
第2楽章は、アンダンテ。元はアンダンティーノだったものを書き直した。その意図は・・アンダンティーノは当時の解釈ではちょっと歩くように、だから、ゆっくり、それをアンダンテ(歩くように)に直した。だから心持ち軽やかに前に進む感じを出す・・・
などなど面白い話を伺いながらの練習でした。モーツァルトの楽譜はシンプルだけどとても味わいがあり、転調の効果も素晴らしく、時に青空を垣間見るような明るい和音が鳴ったりして、実に楽しい。・・
けれど、個人的感想だけど、演奏はシンプルだけに難しい、透明な音がしなくてはいけないし、パートの中で濁った音が出ては駄目。更にもっと重要なのはテンポ感。どんどん前に前に流れて行かなくては。そのためには音の形をよく考えてフレーズがつながって淀みなく流れるように、勢いがあるように。無機的に弾かない。(大きな声では言えないが、まだ初見状態なのでわかってないけど)音楽の形が見えて弾いたら楽しいでしょう。実はこの1ヶ月ほど体調を崩し、病院で精密検査を受けたりして、やっとチェロも楽しく弾けるようになってきたところ。今日の練習は楽しかった。
(H Vc)
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