ヴィヴァルディのソナタ5番変ホ長調(これは基礎の良い練習になる。そして30年ぶりにエックレスのバイオリンソナタのチェロ版。懐かしい。泣かせる旋律というかきもちよく響く音を使っている。チェロを習い始めてこの辺まで来てこういう曲が弾けると断然やる気が倍化するもの。このアレグロ、昔は重音が厄介だったのだが今なら全く問題ない。どんどん下手になっていると思っていたが、そうでもない部分もあるらしい。よかった(^.^) というわけで、たまには昔やった曲をやってみるのも楽しい。
ここで気がついたことだが、昔難しくぎこちなかった原因は(今にして思えば)左手は型ができていなくて無闇に力がかかってそれが不合理だったのだ。型ができてきたら力はそんなにいらない。力の使い方も、音を出すときだけきちっと押さえれば良いので、万力で締め上げるみたいに押さえ続ける必要はない、ということが昔はわからなかった。これが特に重音のポイント。
してみると、演奏の型、さまざまな部品を作ることが日ごろの練習の目的かもしれない。音階練習などはまさに左指の間隔を指に覚え込ませることだし、曲の中で特にベートーベンとか音階の塊みたいなところが多いから音階さえやっておけばほぼよし。
囲碁などで最初に定石、手筋というものを覚えるのが上達の早道で、これを勉強するのだが、無闇にたくさん練習するより、そのエッセンスを覚えるほうが効率が良い。だから頭を使ってこれは何を学んでいるのか、学んだのかということが整理されなくてはいけない。そして、それを自分の使える手筋として覚え、応用ができるようにする。人間、パターンとして学習するほうが効率的の筈だ。肉体トレーニングであっても頭を使わないとだめ。というか、歳をとると肉体と脳の関係がスムーズではなくなっているので、意識することで活性化させる必要がある・・・とかなんとか、ちょっともっともらしいな(^^ゞ
>だから頭を使ってこれは何を学んでいるのか、
>学んだのかということが整理されなくてはいけない。
最近、全く同じことを聞かされたところでした。
わたしね、歩き方教室というか、座り方教室みたいな
ところに行ったのね。元々声楽家の方がやってらっしゃる
「体をどう使うか」みたいな事が基礎の・・・。
そしたら、その先生が
「音楽家の人たちは、自分たちのやっていることが
かなりの運動だと気付いた方がいい」って言ってた。
スポーツ選手だったら、たとえばバットを振る時に
「体が流れてしまうことをやめる練習をする」という風に
目的意識がきちんとあって、で、体のケアも考えて
数時間・・・という長時間は練習しない・・・と。
音楽家の人は、音楽の芸術面を見ることに終始してしまい
がちだけど、もっとフィジカル面を考えて欲しい。
って言ってたわっ。
へ〜〜〜〜〜って思って聞いてきたcello-rinでした(笑)。
投稿情報: cello-rin | 2005-04-10 05:41
>目的意識がきちんとあって、で、体のケアも考えて
>数時間・・・という長時間は練習しない・・・と。
体のケアを考えるほど練習してないなぁ・・そういえば(^^) すぐ疲れちゃうんだよね 歳かなぁ・・
練習前のストレッチはやってます。これ、ヨガ体操みたいのをみんな工夫してるみたい。私は「太陽への讃歌」(ってリムスキー・コルサコフの歌劇からのチェロのアレンジがありますね)。これ、ダイエットにもよいとか
投稿情報: goshu | 2005-04-10 10:23