生徒のための練習用の曲なので、基礎練習をできるようになっていて、大きな飛躍もない。音取りの難しいところも、いわゆる難所と言うところもない。きっちり良い音で弾ければオーケーと言う感じ。ドッツァウアーにしても、この曲でも、もっぱら左指の独立した動きを訓練するというのが主のようだ。
第2楽章は、美しいアンダンテカンタービレ。出だしは、ハイドンの交響曲第85番の第2楽章にちょっとだけ似ている(「昼下がりの情事」というオードリーヘップバーン主演の映画で、音大生の彼女が練習していた曲、この映画の後、チェロケースを持って歩くのがはやった)。エンディングはドボルザークのチェロコンチェルトの第2楽章の終わりみたい(^^)
第3楽章は、かわいいアンダンティーノ。最初に拡張型のポジション移動があり、気合いが入る?この主題が何度も繰り返されて、分かりやすい。後半にはハーフポジションの練習をする場所も用意されていて、いかにも教育的(^^)
夏休みに突入する前までにはこれと、ドッツァウアーの1巻は終わらせたいなぁ・・・明後日の最初のレッスンを含め、全部で3回のレッスンを予定。
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