昨夜は、お泊まりのアマチュアチェリストの方の、練習に付き合って、ホールで遊んでいました。
ウエルナーを終わって、ドッツァウアーを始めたばかりとのこと。
姿勢も良いし、指も長くて強そうで、きちんとした音がしていました。でも、音程が時々いい加減になっている。
人の事は言えないが、先生に厳しく言われなければそのまま、何となく曲が弾けたら次々と先に進んで行く、と言うことになりかねないので、余計なお世話で、いくつか注意?させていただきました。
今、ついている先生はあまり細い技術指導やポイントをおっしゃらないらしい。音が違っていると、そこ違う、注意して!と言う感じらしい。どうして間違えるのか、どうやったら正しい音とそうでない音が区別できるのか、と言うような事を教えてくれない・・とか。
私の知る限り、正しい音は「澄んでいる」「隣の開放弦とオクターブの重音を弾いたら確認できるし、1つの音に聞こえて、びゃーびゃーと響く感じがすれば合っている」「4の指は大体低めになってしまいがち、正しい音なら明るい澄んだ音になるはず」「4の指は自然状態では3にくっついてくるので、下がりやすい、と承知して、4を手全体で助けるような、気持ちが必要」「音程のチェックのためにはビブラートは掛けないが、手の力を抜いてリラックスするために時々ビブラートするのは有益」「音をとる時は弦を叩いて一発でとること」「三度のスケールをやる事」などなど、(よー言うわ)参考意見を述べさせていただきました。で、すっきりと理解していただけたようで、なによりです。(^^)
しかし、本当に弦楽器は大変。音を全部作らなくてはいけないので、指を動かす練習の前に、まず音を聞き分けられる耳を作らなくてはいけない。初心者は、指や弓の訓練もさることながら「耳を作る=音を聞き分けるセンサーを作る」「そのためには、正しい音を出して見る」と言う事が何より大切だと思う。本当は小さい頃からソルフェージなどの訓練をして、出すべき正しい音が自分の中で分かっていなくてはいけないのだが、アマチュアの悲しさ、弾いて見て試行錯誤しないと分からない・・・
先日、せっかくアドヴァイス頂いたのにメモらなかったので少し忘れかけていたところです。BLOGに再掲して頂き助かりました。家内も申しておりましたが、とにかく教わる立場が考えられる方はアドバイスが適切ですね。それに加えオーナは配慮がすばらしい!!と感心しております。手首の折れは弓を返す時に変な意識があるの気付き、これを無くしてほぼ行けそうです。音程はホールで聴くほど美しく澄んで聴こえないのが残念ですが、一番マシ、って感じでは取れそうです。また、指に関しては1-2が離れる、という癖もありまして、これの改善でずいぶん広げ易くなりそうです。張り紙は今度、作ります。
投稿情報: アマチュアチェリスト | 2005-08-18 22:00