バルセロナから約3時間フランスのペルピニャン、そこから単線の列車で50分ほどでプラドの町。駅から徒歩10分ほどでカザルスの隠れ家です。玄関の上には、EL CANT DELS OCELLS(鳥の歌)と書かれたタイルの額があります。現在は誰かが住んでいます。
町外れのこの道が「カザルス通り」。右側の2階屋がカザルスの借家。この先徒歩30分ほどの所に、音楽祭の開かれた修道院があり、その上にカニグー山が見えます。頭はもう雪で白くなっていました。
この家は、ホテル(売りに出たままのようだ)の敷地の隅にあり、玄関は門を入って左側、この建物の右になります。
この後、カザルスが散歩しただろう道をうろうろと歩いてみました。今では、これより先は高級住宅街できれいな庭と瀟洒な建物が並んでいます。昔は何もなかった場所でしょう。景色が良く、広々と気持ちの良い所です。ちょうど昼時、おいしそうな匂いがしていました。
本当は、修道院にも行って持ってきたカザルスの演奏を聞こうと思ったり計画していたのですが、そういう計画はことごとく消えて、もう十分、見るべきほどのことは見つ、と言うわけで、プラドを後にしました。
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