スペインのどこでもそうであるように、町の中心は教会があり、あちこちの公園広場から放射状に道路が広がっています。自然に人が公園に集まり教会に集まるようになっています。公園には普通は子供の遊び道具とベンチがある程度で、このような像が建っているわけではありません。カザルスは特別です。
特別といえば、プラドに行くための列車を調べていて分かったのですが、スペインから欧州各国に向かう長距離列車には、スペインを代表する芸術家の名が付けられています。「サルバドール・ダリ号」「ホアン・ミロ号」そして「パウ・カザール号」・・スイスのチューリッヒ行きの列車に付けられた名前です。出来ればこれに乗りたかったけどそれは出来ませんでした。
公園はカザルスの生家のすぐ近くです。
ベンチの前の家が生家。左側の家は取り壊し中。家の前にはあまり目立たない看板があり、各国語で、説明と開館日などが書いてあります。
そこには優れたチェロ奏者であったこと、そして「戦争と迫害によって動揺した時代に、彼は音楽を超えて、民衆の平和と自由のための不屈の擁護者になった。パウ・カザルスが生まれた家は19世紀の終わりの大変つましい家族の家の雰囲気を保っている。ここで、彼の幼年期と音楽の世界への導入を発見できる」とある。
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