今年3月から始めたチェロレッスン、今日は久しぶりに今年最後のレッスン。
相変わらず、ドッツァウアーの22番と、クレンゲルのコンチェルティーノの3楽章。2の指の形が良くないことを再確認。2の指が大切。後は耳を澄まして良い響きの音程を探すこと・・
この4週間ほど、何かと忙しく、基礎練習をさぼりぎみのため、基本的な音程がおかしい。音程がおかしいと絶望的な気持ちになるが、何事も訓練、地道な努力を続けるしかない。努力なしに達成できることは何もない。出来ないと思ったらやめるのか、出来ないと思っても続けるのか・・これは商売ではないので、無理そうならやめておくと言う選択肢はないのである。つまり、それに変わる方法、それに代わる趣味、楽しみはない。うまくてもうまくなくてもチェロはやめられない。そして、もし1人でやっていたら、当てどもなくあてずっぽうで無駄な時間をかけて練習しなくてはいけないのに、先生についていたら、合理的で最短の方法を示してもらえるのだから、ありがたい。
いつまでも上手にならないと思った時に思い出すカザルスの言葉。自由に演奏していると言われて「私は、鳥がどうやって大空を自由に飛べるようになったのかは知らないが、自分がチェロを自由に操るようになるためどれだけ努力したかは知っている」
さて、来年は、クレンゲルばかりでなく、バッハの無伴奏を始めることにする。バッハは、練習がスランプ気味の時、それを弾くだけできっちりと良いリハビリが出来る、ドモホルンリンクルみたいな?基礎化粧品・・というか、焦らなくても良いと教えられる曲。と言うか、3番まではそんなに難しいわけではないのに、音楽的な満足感が大きく、とてもありがたい曲である。どんなに下手でもバッハを弾くと音楽をやっていると感じるし、もっと良い音で音楽をしたい、もっと上手になりたい、努力を続ければやがてちゃんと弾けるようになるだろうと感じる。
おひさしぶりです。
いつもgoshuさんが書いている“基礎練習”の大切さ
私も見習いたいと心がけています。
初心者な私はちょっとサボると
綺麗さっぱりと昨日までのことは忘れてしまうので
どうしても練習できない日などが続くと大変です・・・・。
投稿情報: ぴっつ | 2005-12-14 00:34
びっつさん こんにちは
初心者の方は羨ましい。最初にちゃんとした練習をすればどんどん上手になるから。私のように間違った練習を続け悪い癖がついているのを直して行くのはなかなか大変。絶望的な気持ちになる時バッハを弾くのは救いです(^_^;)
せっかくのアドバイスも忘れてしまうのが人間の常、で、ブログとかに書いておくと時に見直して確認が出来ますね。楽譜にPost itとか貼っている人もいますね。あぁ、でも何度も何度も同じことを言われ続けるのも・・・(^_^;)
投稿情報: goshu | 2005-12-14 08:31
goshuさん、お久しぶりです。
スペインの旅からお帰りになったのですね。
わたしもこのところ、自分のレベルには程遠いベートーベンの第9(オケ)の練習をしていたためか、基本練習を怠っていて、音程がとっても悪くなってしまって絶望的な気持ちになっていました。
だけど、goshuさんの書いてらっしゃったカザルスのことばを読んで、またがんばろうと思いなおしました^^ありがとうございます。
投稿情報: yuimin | 2005-12-16 18:30
yuiminさん こんにちは
第9はチェロはとってもおいしいけれど、とっても難しいですね。早くて臨時記号がいっぱいあってポジションがにわかに分からないのが連続するところがあったような・・・まぁ、スポーツと思ってやるしかない(^_^;)
ところで、スランプ気味の時何が必要かというと、静かな環境、静かに響きが聞き分けられるような場所、だと思います。そして良い響きを出すようにゆっくりと弾くと大変癒される・・・
投稿情報: goshu | 2005-12-17 12:56